“かつて日本には、英雄がいた。“
このキャッチコピーを掲げ、スピンオフ作品ながらも「龍が如く」シリーズきっての名作となった「龍が如く維新!」。2023年2月に待望の“極”となって『龍が如く維新!極』が発売されました!はたしてどのように生まれ変わったのか、プレイした感想はどうなのか、紹介していきます。
目次
- 1. 【龍が如く 維新!極】のゲーム紹介
- 1.1. あらすじ
- 1.2. 特徴1 変幻自在のバトルシステム
- 1.3. 特徴2 進化したグラフィック
- 1.4. 特徴3 新キャスト
- 2. ‘‘極‘‘要素について
- 3. プレイした感想・レビュー
- 4. まとめ
【龍が如く 維新!極】のゲーム紹介
リアルな現代日本を舞台に重厚な人間ドラマを描くことで累計出荷本数750万本を超える大ヒットを記録した「龍が如く」。タイトルにある ‘‘極‘‘とはシリーズのリメイクタイトルの総称で、これまで複数の作品が発売されています。
『龍が如く 維新!極』は舞台を幕末に置き、シリーズの主人公桐生一馬が坂本龍馬となり、その他のシリーズの人気キャラクターも実在した歴史上の人物の名前を借りて登場します。本編では決して見ることができないキャラクター同士の掛け合いや、新選組と言った幕末の日本に「龍が如く」のキャラクターがいたらどうなるかという視点で楽しめるのが本作の特徴です。
あらすじ
舞台は幕末。
江戸での剣術修行を終え、航路で土佐に戻っていた主人公の坂本龍馬。彼は時代の変化に混乱する世の中で自分が何をすべきなのか答えが見つからないままでいた…。
四国の大藩・土佐。
階級という身分の壁が存在し、身分は人の命より重いという不条理な道理がまかり通る土佐の土地。
帰郷早々に、そんな土佐の現状を目の当たりにした龍馬は上級武士に反抗し獄へと入れられてしまう…。
覚悟を決めたそのとき、龍馬の前にひとりの男が姿を現す。時代を変革させるもう1つの坂本龍馬の物語が始まる!
特徴1 変幻自在のバトルシステム
拳を使ったバトルが特徴の「龍が如く」ですが、維新!ではそれも含めた本編には無いバトルスタイルを楽しむことができ、今回の‘‘極‘‘でも継承されています。
刀を使う「一刀」、坂本龍馬のシンボルとも言える「短銃」、その両方を使った「乱舞」と言った4つのスタイルが使用可能。これらは戦闘中でもシームレスに切り替えできるので多彩なバトルを行うことができます。
シリーズおなじみのヒートアクションや絶技といった大技も使用可能で、町中に落ちた槍や大太刀、大筒といった様々なものを武器として戦うことも可能です。
特徴2 進化したグラフィック
今作ではゲームエンジンに龍が如くシリーズでは初めてのとなるアンリアルエンジン4を使用。
昼のライティングを自然に描写できることを得意としたアンリアルエンジンならではの美麗グラフィックで、まるで映画を見ているかのような映像美で物語を楽しむ事が出来ます。
特徴3 新キャスト
シリーズ毎に豪華なキャストが出演する「龍が如く」。原作の維新!でも豪華な俳優陣が多数出演しましたが、今回の極では複数のキャラクターとキャストがリニューアルされました!
最新作「龍が如く7」と最高傑作と名高い「龍が如く0」で人気となったキャラクターが登場するなど、また新たな感覚で作品を楽しむことが出来るようになっています。
交代したキャスト、キャラクターは以下の通りです(敬称略)。
※左が変更前、右太字が変更後を表記。
・武市半平太
出演:高橋克典→渋沢啓司(CV中野英雄)
・近藤勇
出演:船越英一郎→足立宏一(CV大塚明夫)
・伊藤甲子太郎
浜崎豪(CV高橋ジョージ)→久瀬大作(CV小沢仁志)
・藤堂平助
出演:大東駿介→趙天祐(CV岡本信彦)
・武田観柳斎
林弘(CV菅田俊)→波多野大樹(CV竹内力)
・谷三十郎
八幡(CV浜田賢二)→馬淵昌(CV竹田雅則)
・鈴木三樹三郎
荻田冠(CV竹内良太)→小清水寛治(CV谷田歩)
・山崎烝
(CV神奈延年)→ハン・ジュンギ(CV中村悠一)
・おりょう
出演:桜庭ななみ→ユキ(CV杉平真奈美)
・勝麟太郎
(CV堀内賢雄)→荒井真斗(CV鳥海浩輔)
‘‘極‘‘要素について
リメイク作品ならではの、『龍が如く維新!極』の魅力となる要素を紹介します。
バトル
原作にもあった素材集めの要素が強いバトルダンジョンがパワーアップし、本編に登場した岡田以蔵、徳川慶喜などの強敵がパワーアップして登場!
維新!では主人公が単身で戦うバトルだけでなく、仲間となった新選組隊士たちと共に戦うシリーズに無かった新たなモードが搭載されています。
今作ではバトルダンジョンだけでなく本編のバトルでも使用することが可能になり、仲間となったキャラクターたちが多彩な技で龍馬の戦いをサポートしてくれるようになりました。
サブストーリー
維新!では幕末ならではのネタから、現代に通じるネタまで笑えて泣ける人情話が満載です。
今回の‘‘極‘‘では新たなストーリーが追加され、歴代作品でおなじみのキャラクターが幕末の世界で登場し、街で起きる出来事や事件もさらにボリュームアップしています。
『龍が如く維新!極』の世界で彼らが龍馬とどう関わっていくのかが見どころです!
街歩き
今作から新たにフォトモードが追加されました。
フォトモードはげむ開始後すぐに使用することができ、カメラの位置やキャラクターの向きを好きに調節でき、200種類を超える文字スタンプ、40種類以上のからフィルター、キャラクターの表情や多様なポーズに切り替えることができるなど、プレイヤーの思う奇跡の一枚や映える素敵な写真を撮影することができます。
他にも、集めた手記をサトウという人物に渡すとそれぞれの手記について意見を交わす事が出来る「手記集め」は今作から追加された要素です。京の街のいたる所で拾うことができる手記には幕末に生きる人々の生活や大きな出来事について綴られています。
プレイした感想・レビュー
・色褪せないシナリオ
・ゲーム要素が調整されており非常に遊びやすくなっている
・グラフィックが美しい
「龍が如く」シリーズ一番の見どころはなんといっても魂揺さぶられる熱いシナリオと言っても過言ではありません。維新!が名作と言われるのもクオリティの高いシナリオがあったからでしょう。
発売されてから約9年経った今でもそのシナリオのすごさは色褪せていません。シナリオは「龍が如く」らしいものになっているのでシリーズファンを含め、歴史に詳しくない方やシリーズを知らない方でも心配することなく楽しめます。
また、原作はバトル難易度が高かったという声もあり、本編以外のミッションをこなして武器・防具強化をしなければストーリーを進める事が困難なほど。
極になったことでゲームバランスが調整され、ストーリーのボスを倒せば強力な武器を入手することができるようになったので、武器・防具強化をしなくてもストーリーを進めることができるようになりました。
全体として、『龍が如く維新!極』の良い点は初めて龍が如くシリーズをプレイする人にとっては十分楽しめる作品に仕上がっている所と言えます。
まとめ
‘‘極‘‘シリーズということでファンからの期待も大きかった『龍が如く維新!極』でしたが、歴代シリーズと極シリーズをプレイしているユーザーからは「物足りない」という声も。
しかし、初めて「龍が如く」という作品に触れるユーザーにとっては、龍が如くの世界に入り込むきっかけになると思いますし、プレイして後悔は絶対にしない作品であると言えるでしょう。
長い歴史のあるシリーズなので、どの作品からプレイすればいいのかわからないと言ったゲームファンも多くいるはず。プレイしたいけど迷っているという方にこそ、手に取ってほしい欲しい作品です!