27日(日本時間28日)日本全土に大激震が走りました。日本代表「侍ジャパン」に選ばれているカブスの鈴木誠也選手(28)のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)辞退が決定。代替え選手は現時点で未定とのことです。主力として期待されていただけに侍ジャパンにとってかなりの痛手となりました! 原因は左脇腹の怪我。脇腹の怪我とはどのようなものなのでしょうか? 替わりの選手はどうなるか? 本記事でまとめました。
目次
- 1. WBC欠場の理由とは
- 1.1. 脇腹の怪我とは
- 1.2. 昨年結んだ大型契約
- 1.3. これまでのキャンプでの調整
- 2. 替えの選手は誰になる?
- 2.1. 外野手の編成はどうなるか?
- 3. 有力候補となる選手とは?
- 3.1. 松本剛選手(日本ハム)
- 3.2. 近本光司選手(阪神)
- 4. 侍ジャパンどうなる!?
WBC欠場の理由とは
25日(日本時間26日)鈴木選手は左脇腹に張りを訴えてオープン戦を欠場。次の日アリゾナ州の病院で精密検査を受けました。結果次第ではWBC辞退の可能性が浮上。結果的に鈴木選手はWBC辞退を発表しました。そもそも脇腹の怪我とはどのようなものなのでしょうか?
脇腹の怪我とは
脇腹の怪我は完治するのに時間がかかると言われています。昨シーズン日本ハムの近藤健介選手(現ソフトバンク)も脇腹を痛め8週間の離脱がありました。脇腹は投げる打つの動作で必ず必要となる箇所で治りも遅く厄介と言える怪我のようです。
昨年結んだ大型契約
鈴木選手は昨シーズンプロ野球広島東洋カープからポスティングシステムを利用して米大リーグシカゴ・カブスへ移籍。5年総額8500万ドル(日本円約101億円)の大型契約を交わしています! 大型契約のことを考えるとカブスは怪我で万全ではない鈴木選手をWBCに参加するのは避けたいはずです。さらに悪化する可能性もあるため慎重な決定になるの無理はないでしょう。
これまでのキャンプでの調整
鈴木選手はオフに肉体改造を行いました。体重は昨年に比べて10キロ増加し106キロに。上半身も下半身も鍛え抜かれた身体になっていました! ファンからは「鈴木誠也いい感じに肉体改造してるね!」「2倍くらい大きくなってる」「飛距離出そう」などコメントが寄せられています! キャンプインからも鋭い打球を飛ばし肉体改造の効果を証明していました。脇腹の怪我をするまではWBCに向けて順調な調整をしていたと言えるでしょう。
替えの選手は誰になる?
鈴木選手がWBC辞退となると、替わりの選手は誰になるのでしょうか。今回のロースター枠は30人。鈴木選手は普段ライトを守っていますが、侍ジャパンに選ばれた外野手は5名のみです。その内訳は以下の通りになります。
・レフト
吉田正尚選手(レッドソックス)
近藤健介選手(ソフトバンク)
[ラーズ・ヌートバー選手]
[周東佑京選手]
・センター
周東佑京選手(ソフトバンク)
[ラーズ・ヌートバー選手]
[近藤健介選手]
・ライト
鈴木誠也選手(カブス)
ラーズ・ヌートバー選手(カージナルス)
[周東佑京選手]
※[ ]はサブポジション
外野手の編成はどうなるか?
当初はレフトに吉田選手、センターにヌートバー選手、ライトに鈴木選手といったスタメンが濃厚とされていました。しかし、ヌートバー選手は昨年までライトで出場することが多く、ライトはヌートバー選手に任せるのかもしれません。ではセンターは誰になるのでしょうか。レフトに吉田選手、センターに近藤選手を置くのが理想と言えるかもしれませんね! 多少の守備力低下は否めませんが打撃面で安定感のある編成となりそうです。
有力候補となる選手とは?
有力候補として近本光司選手(阪神)、西川龍馬選手(広島)、松本剛選手(日本ハム)がいます。センターにヌートバー選手を置くのであれば、鈴木選手と同じ右打者である松本選手が良いかもしれません。ライトにヌートバー選手となると、守備の良い近本選手が有力候補と言えるでしょう!
松本剛選手(日本ハム)
生年月日:1993年8月11日(29歳)
投打:右投右打
主なタイトル:首位打者1回(2022年)、ベストナイン1回(2022年)
昨シーズン第ブレイクを果たし首位打者にも輝いた松本選手。昨シーズンは打率.347、3本塁打44打点21盗塁、OPS.836を記録。パリーグで打率3割以上は侍ジャパンに選出された吉田選手と松本選手のみ。どれだけ活躍したか分かりますね! 打つだけでなく足も早く50メートル6秒1の俊足です。同じ右打者の松本選手が代替え選手として選ばれるかもしれません。
近本光司選手(阪神)
生年月日:1994年11月9日(28歳)
投打:左投左打
主なタイトル:盗塁王3回(2019年、2020年、2022年)、最多安打1回(2021年)、ベストナイン2回(2021年、2022年)、ゴールデングラブ賞2回(2021年、2022年)
新人入団以来安定して活躍し続けている近本選手。昨シーズンも打率.293、3本塁打34打点30盗塁、OPS.704を記録。守備は日本球界トップクラスで走攻守三拍子揃った選手です! 鈴木選手とはプレースタイルが異なりますが安定した守備やバッティングを披露してくれることでしょう。
侍ジャパンどうなる!?
優秀なバックアップメンバーが揃っているにしても鈴木選手の離脱はかなりの痛手となりそうです。これ以上の離脱者はなんとしてでも避けたいものですね! 危機的な状況をどのように打破してくれるのでしょうか!? 本番となる3月9日まであとわずか。栗山監督はどのような采配をするのでしょうか。今後の動向に注目していきましょう!