AppleのMac Proは、購入時にスペックをカスタマイズすることができ、最大カスタマイズ時の価格は700万円を超えます。
しかし、この高額なMac Proを下取りに出した場合「下取り額が安過ぎる」と報告されています。Mac Proは、どのような価格で下取られているのでしょうか？その詳細について、海外メディア「notebookcheck」が解説しています。
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3年前にMac Proを買った男性が驚愕した下取り価格
Mac Proとは「最大28コアのIntel Xeon Wプロセッサ」や「1.5TBのRAM」などを搭載することができるモンスターPCです。技術ジャーナリストのデービッド・イメル氏は、3年前にカスタマイズMac Proを52,199ドル(約710万円)で購入しました。
しかし、そのMacの現在の下取り価格は、Apple公式下取りプログラム「Apple Trade In」で970ドル(約13万円)だったそうです。つまりMac Proは、わずか3年の間に98％以上の価値を失ったということです。
イメル氏は「暗号通貨以外に、3年間で価値が1/50に下落したものはありますか?」とMac Proの下取り価格に納得がいっていないようです。
Just tried pricing out our $52,199 Mac Pro's at the office for trade in, which you can still buy from Apple, $52,199.
What else has dropped 50x in value in 3 years.. besides crypto? pic.twitter.com/pRESBQBoT4
— David ImeI (@DurvidImel) January 17, 2023
また、イメル氏はAppleのウェブサイトで、Mac Proがまだ52,199ドル(約710万円)で購入可能であることにも驚いています。
ちなみに、日本でMac Proを最大カスタマイズすると7,144,800円です。
しかし、「Apple Trade In」でのMac Proの最大下取り額はたったの103,000円。イメル氏は「Mac Proの下取り価格では最も安いiPhone 14 Pro(149,800円)ですら購入することができません」と皮肉を述べています。
購入価格と、下取り価格の差は日本でも発生しています。他の製品でも新品の価格と下取り価格に差はありますが、Mac Proは中でも飛び抜けているようです。これは、いまだに同モデルがインテル製チップを搭載していることが関係している可能性もあります。
ちなみに、一昨年発売された「iPhone 13 Pro Max」の下取り価格は86,000円。発売時価格は13万4800円でした。また、Mac Proと同時に発売された「iPhone 11 Pro Max」の下取り価格は44,000円(発売時11万9800円〜)となっています。
なお、下取り額にカスタマイズはあまり反映されないようなので、買った製品を将来的に「Apple Trade In」に出すことを考えている場合は、あまり高額なカスタマイズをしないほうがよいかもしれません。
