2023年2月16日に突然引退を表明した競走馬のエフフォーリア。2021年は皐月賞・天皇賞・有馬記念とG13連覇を成し遂げた名馬に何が起きたのか。また、これまでの戦績を振り返るとともにエフフォーリアの騎手の情報についてもお伝えしていきます。
目次
エフフォーリアとはどんな名馬だったのか?
エフフォーリアは日本の競走馬であり、優勝したレース数は6回で人気の高い名馬でした!
主な勝ち鞍は2021年の皐月賞、天皇賞、有馬記念。第66回有馬記念では、史上最多の得票数となる26万742票でファン投票1位を獲得しています。すごい人気ですね!
【デビューまで】
・2018年3月10日ノーザンファーム生まれ父:エピファネイア、母:ケイティーズハート、馬名はギリシャ語で「強い幸福感」
・2020年5月美浦トレーニングセンターに入厩
【新馬戦】
・2020年8月の新馬戦人気1位で道中好位の3番手で追走し、最後はエスコバルを3/4馬身差振り切り1着でデビュー戦を飾りました!
エフフォーリアの騎手は誰だった?
横山武史騎手です。
横山騎手は現在関東所属の騎手の中で、若手の注目株として大いに期待されています!
エフフォーリアとは新馬から全ての手綱を取ったという名コンビなんですよ!
横山武史騎手のプロフィール
生年月日:1998年12月22日
身長:161.2cm体重:46.2kg
血液型:A型
出身:茨城県美浦村、所属:鈴木伸尋厩舎
エフフォーリアの引退の際には涙を流しながら、「泣くかなとは思ったけど、やっぱりですね。本当に感謝しかありません。エフフォーリアにはたくさんの経験をさせてもらった。この経験を糧に僕自身ももっと成長しなければなりません。種牡馬という第2の馬生を無事に送ってほしい。そしてエフフォーリアの子どもで大きなレースで勝てたらうれしいです。本当にエフフォーリアが幸せな馬生を送ってくれるのが何より。あの子に僕はムチをたたいてきたので。それが仕事でもあるんですが、もうたたかれることはなくなりますから。本当に幸せで楽しく過ごしてほしい」
エフフォーリアを思いやる気持ちが溢れていて、感動しちゃいますね!(引用元:YAHOO!JAPANニュース)
と語られていました。
新馬からずっと一緒だということで、絆もかなり強く、色々な思いがあったでしょうね。
エフフォーリアの戦績をおさらい!
これまでの戦績をおさらいしましょう。
受賞歴
2021年JRA年度代表馬
2021年JRA最優秀3歳牡馬
競走成績
2020年2歳新馬1位、百日草特別(1勝クラス)1位
2021年:共同通信杯(G3)1位、皐月賞(G1)1位、東京優駿(G1)2位、天皇賞(秋)(G1)1位、有馬記念(G1)1位
2022年:大阪杯(G1)9位、宝塚記念(G1)6位、有馬記念(G1)5位
(引用元:netkeiba.com)
ご覧の通り、素晴らしい成績を残しています。2022年から成績が低迷しているものの、人気の理由や引退を惜しまれるのもわかりますね!
エフフォーリアの引退の原因は?
ここでは引退の原因についてお話しします。2023年2月12日に行われた京都記念で心房細動を発症してしまいました。
人間にも起こりうる心房細動ですが、馬にも起きるとは驚きですね。心房細動についてはJRAの公式サイトにこのように書いてありました。
心臓に異常な電気信号が起こり、心房が規則正しいリズムを失う不整脈の一種。競走馬がレース中に発症すると、血液を全身に上手く送り出せなくなるため、急激に失速する。ヒトの心房細動と異なり、全く異常のない競走馬がレース中に突如として発症し、特に治療を行なわなくても治癒するものがほとんどである。
(引用元:JRA公式サイト)
人間とは違く馬の心臓ですが、突発的に起こってましものなのですね。
以前から疲れが抜けにくかったようで、レースの間は間隔をとるようにしていたそうですが、京都記念に出馬した際に心房細動が発症し急失速してしまったとのこと。
ちなみに心房細動が発症する理由はよくわかっていないそうで、
発症率は「0.29%」と治らない病気ではないそうです。ただ、再発の可能性もあり、引退という形になったのでしょう。
かなり活躍していただけに、引退は寂しいですが、命に関わらなくて良かったですね!しばらくは、ゆっくり休んでほしいです。
ありがとうエフフォーリア!
今のエフフォーリアの状態は体も回復して良い状態とのことなので安心しました。今後は美浦トレセンを離れ、北海道に移る予定で社台スタリオンステーションで種牡馬になるとのことです。
横山騎手とのコンビでかなり人気の高かったエフフォーリアに、ネット上では、ありがとう!このコンビの活躍をもっと見たかった!などというの声が多く上がっていました!
夢と希望を与えてくれたエフフォーリアに感謝の気持ちをこめて、今後はゆっくり過ごせることを願います。
ありがとうエフフォーリア!お疲れさまでした!