人が円盤を飛ばして犬がキャッチする「ディスクドッグ」。犬と一緒にできる遊びの中でもポピュラーですね。円盤を追いかけていく犬の姿はとても微笑ましい。競技での犬の全力疾走も超絶ステキで感動的です。
今回はSNSで見かけたディスクドッグを楽しんでいるワンコたちの様子と、投げ手の皆さんがどんな円盤をぶん回しているのか探っていこうと思います。ぜひご覧ください!
目次
- 1. ハイッ! 柴犬ちゃん飛びます!
- 2. 耳が蝶々みたいになっちゃった
- 3. ディスクドッグ、超大型犬の場合
- 4. ディスクドッグへのやる気が一日で失せました……フォロワーの反応は?
- 5. ところで「ディスク」と「フリスビー」は違うもの?
- 6. ECサイトで「フライングディスク」を検索してみると……
- 7. 競技中のワンコたちの雄姿をご覧あれ
- 8. 円盤を飛ばして愛犬と仲良くなりたいな!
ハイッ! 柴犬ちゃん飛びます!
ナイスキャッチ! 淀川の河川敷で見事に円盤を捉えた亜門さん。柴犬ってこんなにジャンプ力あるんだ‼ 7歳とは思えない身体能力を見せつけています。計測器メーカーの非常勤スタッフとして働いている亜門さん、ディスクドッグはリフレッシュにピッタリです。
耳が蝶々みたいになっちゃった
ガシッと咥えて着地! 耳の被毛が広がって本当に蝶々のようなパピヨンこりんちゃん。円盤は顔の3倍はありそうですが全然平気そう。目がキラッキラ誇らし気ですねー。
雪化粧の富士山を眺めながら走り回ったら気持ちいいだろうなぁ。風に乗ればジャンプも冴えますね。
ディスクドッグ、超大型犬の場合
ボルゾイのマックスくんが円盤を追いかけるとどうなるのか⁉ 飛ばすのを待ち構えている顔が子犬みたいでとってもキュート。
タタタタタ……パクッ! ん? ジャンプしたかな? 体高があるから飛ぶ必要がなかったみたいですね。
ディスクドッグへのやる気が一日で失せました……フォロワーの反応は?
柴犬そらくんが飼い主さんと張り切ってディスクドッグの練習にやって来ました。記念すべき初日にやる気が空回りしたそらくん、ちょっとご乱心です。
円盤の中身がハラワタのように出てきちゃって「わーーーっ!」飼い主さんの絶叫。
この惨劇にフォロワーの反応は?
「おわたwwwwwwww」
「。゚(ノ∀`)゚。」
「柴犬が楽しそうなので、何より(涙)」
「決断が潔いね!」
「破壊神」
「ディスクドッグにこういう部門があったらイイんですケドね……。例えばデストロイ部門とか」
円盤から聞こえるパフパフ音が悲しく響くばかり。
飼い主さんは早くも練習を諦めたようです。「¥1700のディスクじゃそらの牙にかかれば1分も持たなかった」と反省しきりでした。
ところで「ディスク」と「フリスビー」は違うもの?
円盤はすべて「フリスビー」だと思っていた筆者、それが商標登録されている呼び名だと初めて知りました! 皆さんはご存知でしたか?
その名称を使っていいのは『日本フリスビードッグ協会』(JFA)だけ、そして「フリスビー」として扱えるのはWHAM-O社製の円盤だけなんですって。
それで商標権がない円盤については「ディスク」とか「フライングディスク」と呼んでいるそうです。
出典:『Wikipediaフライングディスク』
ECサイトで「フライングディスク」を検索してみると……
いろんなショップが種類も豊富に販売していてびっくりしました‼ 主なものを一覧にしてみましたよ。
シリコン製ディスク | 柔らかく噛むおもちゃとしても使える | 4枚セットで1500円前後 |
ロープ&布ディスク | 誤飲が少なく歯石除去にも | 1000円前後 |
JFA認定ディスク | 小さい力で安定した飛行が得られる設計 | 1500円前後 |
反射防止ディスク | 表面の艶を抑えてキャッチ率を上げる | 2000円前後 |
水に浮くディスク | プールや海、川で活躍 | 2500円前後 |
頑丈ディスク | 中・大型犬が噛んでも壊れにくい | 4000円前後 |
LED付きディスク | 光が点滅して夜間もOK | 5000円前後 |
※筆者作成。
おもちゃとして遊ぶためならシリコンの柔らかいタイプがお手頃価格でよさげです。犬はディスクを難なく噛みちぎると思いますので何枚あっても重宝しますね。
競技大会にエントリーするならやっぱり競技用ディスクが必要でしょう。
日本フリスビードッグ協会では毎年グランドチャンピオン、シリーズチャンピオンそれぞれに円盤が贈呈されるそうです。しかもプレイヤーがデザインを決められるんですって! 頑張って練習したご褒美ですね。もし筆者が100枚もらったら……1枚1枚配りながらうちの子自慢をしてまわりそう。
競技中のワンコたちの雄姿をご覧あれ
2020年に開催された大会の動画を紹介します。たくさんのボーダーコリーが登場しますよ!
ルール解説の字幕を一部ピックアップしてみると……。
レトリーブ: 持って帰ればポイント加算
チャレンジ: 地面に落ちる前にキャッチして持って帰ればポイント加算
ポイント: 遠くでキャッチした方がたくさん獲得できる
ゲーム時間: 1分間
6:12からのボーダーコリーのガアラくんによるフリー演技が見ごたえありです! 円盤を連続キャッチしたり投げ手に抱っこされたり地面で回転したり。6:55には強風が吹いて円盤が流れてしまいガアラくんがネットを乗り越えて追いかける場面も。ギャラリーから「ナイス!」「決まった!」と次々に声が上がっていて凄いですね。
こういう競技って、賢くてコマンドもバリバリ入っていてさらに運動神経抜群な犬でないと参加できなそう……と思っていたのですが、動画を見ていたらそんなに固く考えなくてもいいみたいです。
ただ、人間と生活する上での基本的な躾が入っていることが条件のよう。日ごろコマンドに従うといいことがあると犬が思っていれば競技も楽しく覚えてくれそうですね。
詳しい競技ルールについてはJFA日本フリスビードッグ協会の公式サイトからPDFファイルをダウンロードして閲覧できます。
円盤を飛ばして愛犬と仲良くなりたいな!
いかがでしたか? いつもリードでお散歩ばかりだと人も犬もマンネリになっちゃいます。時々円盤を取り入れて走り回るのも運動不足解消にいいですね! 愛犬の躾もできて隠れた能力を引き出すかもしれません。ぜひ楽しいドッグライフにお役立てください。
最後までご覧いただきありがとうございました。