先日引退記者会見をしていた国枝慎吾という方をご存知でしょうか? 国枝慎吾さんとは車いすテニスでパラスポーツを牽引してきた方の一人。これまで獲得してきたタイトルやプロに至る経緯など、’国枝慎吾’という方について解説していきます。ぜひ楽しんで読んでくださいね!
目次
- 1. 国枝慎吾さんはどんな人? プロフィールをご紹介!
- 1.1. 学生時代はどう過ごしていた?
- 2. 国枝慎吾さんはプロ? アマ? どっちだ!
- 3. 国枝慎吾さんはグランドスラムを総なめにしてきた!
- 3.1. グランドスラムってなんのこと?
- 4. 国枝慎吾さんのこれまでの成績をご紹介!
- 4.1. パラリンピックでの成績
- 5. 国枝慎吾さんのプレー集を見てみよう!
- 6. 国枝慎吾さんの今後に大注目!
国枝慎吾さんはどんな人? プロフィールをご紹介!
国枝慎吾さんの生い立ちはこちら!
生年月日:1984年2月21日
出身地:千葉県
身長:173cm
体重:65kg
出身大学:麗澤大学(千葉県)
国枝さんは生まれつき車いすだったわけではありません。9歳の頃、脊髄に腫瘍ができる病気になり、そこから車いす生活になりました。
最初からテニスをしていたわけではなく、当時は車いすバスケに興味があったのだとか。しかしなかなかチームが見つからず、2年後に母親の勧めで車いすテニスと出会います。
学生時代はどう過ごしていた?
小学生・中学生の頃からすでに実力を発揮し出していた国枝さんは、高校から更に才能が開花します。高校1年生の時に参加した海外遠征では、リッキー・モーリエ選手(当時車椅子テニスではトップクラス)のプレーに強く心を打たれ、彼のような世界一のプレーヤーになると願うように。
そして17歳の時にパラリンピック出場選手を数多く排出してきた丸山弘道コーチの指導を受けると、徐々に頭角を現します。
2003年には国別対抗戦で全勝し、日本優勝の立役者に。その後、アテネパラリンピック、北京パラリンピックに出場しました。
国枝慎吾さんはプロ? アマ? どっちだ!
国枝慎吾さんは2009年からプロ車椅子プレーヤーとして活躍していました。
2006年に世界ランキング1位を獲得し、2007年にはグランドスラムを達成したにも関わらず、それまではプロじゃなかったというのも驚きですね。
国枝さんがプロに転向しようとした理由、それは国内レベルの底上げと子どもたちへのメッセージだったそう。車いすテニス界で有名な人がプロになることで、車いすテニスもプロを目指すことができるよ。と夢や希望を与えたかったんだそうです。なんとも熱いお方ですね!
国枝慎吾さんはグランドスラムを総なめにしてきた!
テニスをしたことがある方や、少しでもスポーツに興味がある方ならグランドスラムという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
日本人では大坂なおみ選手、海外の選手であればラファエル・ナダル選手、ノバク・ジョコビッチ選手などがグランドスラムを獲得しています。
車いすテニス界では国枝慎吾さんもグランドスラムを達成しているんです!
グランドスラムってなんのこと?
グランドスラムって何が凄いかよくわからない人に向けて、簡単に説明します。
グランドスラムとはテニスの4大大会の総称のこと。
全豪オープン(オーストラリア)、全仏オープン(フランス)、全米オープン(アメリカ)、ウィンブルドン(ロンドン)の4都市で開催されます。
国枝慎吾さんのこれまでの成績をご紹介!
ここからは国枝慎吾さんがこれまで勝ち取ってきた数々のタイトルを一挙にご紹介していきます!
グランドスラムでの成績
ここではグランドスラムをはじめ、これまで国枝慎吾さんが獲得してきたタイトルの数々をご紹介!
全豪オープン(優勝11回):2007、2008、2009、2010、2011、2013、2014、2015、2018、2020、2022
全仏オープン(優勝6回):2009、2010、2014、2015、2018、2022
ウィンブルドン(優勝1回):2022
全米オープン(優勝7回):2009、2010、2011、2014、2015、2020、2021
(引用元:SHINGO KUNIEDA.com)
ウィンブルドンでシングルス初制覇をしたことで、通算50度目のグランドスラム制覇、そして生涯ゴールデンスラムを達成しました。
生涯ゴールデンスラムとは選手生活の間に4大大会を全て制覇することを指す。
パラリンピックでの成績
2004年アテネ五輪:金メダル
2008年北京五輪:シングルス金メダル、ダブルス銅メダル
2012年ロンドン五輪:シングルス金メダル
2016年リオデジャネイロ五輪:ダブルス銅メダル
2021年東京五輪:シングルス金メダル
国枝慎吾さんのプレー集を見てみよう!
いかがでしょうか? めちゃくちゃ凄いと思いませんか!? シングルスは、五体満足でもかなりハードな試合になりますよね。
ましてや車いすはサーブを打ってから勢いよく車体を回転させるのでボディバランスやかなりの腕の筋肉が必要になります。車いすでここまでの試合ができるのは並大抵のことじゃない! 体のケアから肉体改造まで毎日ハードにこなすからこそ、このようなプレーができるわけですね。
国枝慎吾さんの今後に大注目!
プロ転向から14年、初めて世界一位になってから17年。これまで走り続けてきた国枝慎吾さん。間違いなく日本スポーツ、車いすテニス界に大きな影響をもたらしてくれました。今後の活動は検討中とのことですが、彼ならきっと未来を担う子ども達のために様々なことをしてくれると信じています。
国枝慎吾さん、お疲れ様でした! そしてこれからも頑張ってください!