みなさんはフクロモモンガという動物を知っていますか? モモンガというと、足の間の膜を広げて、木から木へと飛び移る姿をイメージする方も多いかもしれません。フクロモモンガはその名前の通り、有袋類のモモンガで6種類が存在します。この中で日本でペットとして飼育することができるのが、今回ご紹介するフクロモモンガのみなんですよ。
今回は、フクロモモンガ飼育者である私が、フクロモモンガの魅力と飼育するにはちょっと大変なところをご紹介します。
目次
- 1. フクロモモンガの魅力5選!
- 1.1. とにかくかわいい見た目
- 1.2. 癖になっちゃう触り心地
- 1.3. 手を器用に使うしぐさ
- 1.4. 飼育グッズやおやつまでもかわいい。
- 1.5. 豊富なカラーバリエーション
- 2. 大変なところ3選
- 2.1. 意外と大変なにおい対策
- 2.2. 鳴き声もまあまあな音量
- 2.3. お手入れ必須な爪
- 3. 全てを許せるほどのかわいさ
フクロモモンガの魅力5選!
実際には見たことはなくても、フクロモモンガの画像を一度でも見てしまった人は、例外なくかわいい! と思ってしまうのではないかと思うくらいかわいいフクロモモンガ。今回は見た目だけでなく、実際に飼育してみて感じる魅力をご紹介していきますよ。
とにかくかわいい見た目
まずは外せないのは見た目のかわいらしさです。小さな体に長いしっぽ、零れ落ちそうなくらい大きな丸い瞳。遊んでいる姿も、寝ている姿も、ごはんを食べている姿も、すべてがかわいいのがフクロモモンガ。そのかわいさにはあざとさまで感じてしまうほど。
癖になっちゃう触り心地
フクロモモンガは名前のとおり、有袋類であり、体の皮は柔らかく、伸びやすくなっています。被毛は密度が高く、毛並みも良くて触り心地も最高。すべすべというかモフモフというか、とにかく癖になっちゃいますよ。ちなみに、フクロモモンガは自分で毛づくろいをしますので、特別な事情がない限りはお風呂などは必要ありません。
手を器用に使うしぐさ
フクロモモンガは手先が器用な動物です。いろいろなところに登るのはもちろん、エサを手で持って食べることもよくありますよ。特におやつを渡すと手でつかんでもしゃもしゃと食べる姿は、いつまでも見ていられるほどの可愛さです。
飼育グッズやおやつまでもかわいい。
フクロモモンガは木の上で生活する動物なので、寝床も高いところに設置するのが一般的です。その寝床も素材や見た目の種類はさまざま。飼い主さんの好みやフクロモモンガの居心地で選ぶことができますよ。
そして、フクロモモンガ用のおやつが豊富にあるのも特徴的です。そのおやつもマシュマロや魚スティックなど、かわいいものがたくさん。量はほどほどにしなければなりませんが、フクロモモンガとのコミュニケーションに大活躍です。
豊富なカラーバリエーション
カラーバリエーションが豊富で、自分だけのお気に入りの子を探すのも楽しみの一つです。
ノーマル(スタンダードグレー)は全体的にグレーで、頭から尾まで濃いストライプが入りますよ。目から耳にかけても濃いバーが入り、ペットショップなどでの取り扱いも最も多い種類です。リューシスティックは全身が真っ白。黒くて大きな瞳が際立ちます。モザイクはブチ柄。色の出方は個体により様々です。他にも、クリーミーな優しい色合いのクリミノ、銀色がかったかっこいいプラチナなどの種類があります。
大変なところ3選
ここからは、飼育するとなると大変なところを3つほどご紹介していきますね。
意外と大変なにおい対策
フクロモモンガは、フクロモモンガ自体にもにおいがある動物です。特にオスの個体はにおいが強いと言われていますよ。ちなみにうちで飼っているのはメスですが、メスでも少し独特なにおいがすることがあります。
さらに、フクロモモンガはフンと尿が多い動物です。高い場所にある寝床からフンを落としたり、おしっこを飛ばしたりすることがあり、掃除は大変。清潔に保つには、毎日の掃除の他にも定期的にケージを丸洗いする必要がありますよ。
鳴き声もまあまあな音量
フクロモモンガの鳴き声でよく聞くのは警戒しているときのジコジコという鳴き声と、夜中のワンワンという犬のような鳴き声。ジコジコは、こちらが触ろうとしなければ言わないし、そこまで大きな声ではないので大丈夫なのですが、問題は夜中のワンワン。フクロモモンガは夜行性なので、夜は起きて活動するのですが、まあまあな音量でワンワンと夜泣きします。同じ部屋にいれば起きてしまうくらいの音量ですよ。飼い主さんのお仕事や生活スタイルによっては、大きな負担になることがあるので注意が必要です。
お手入れ必須な爪
フクロモモンガは木登りをする動物なので、爪が結構鋭いです。そのため水飲み場のステージや登り木にヤスリが付いていて、フクロモモンガの爪のお手入れができるようになっている飼育用品がありますよ。しかし、そのような飼育用品を使っていてもぎゅっとつかまれると爪が痛いです。お手入れをしていても痛いので、フクロモモンガとの楽しい触れ合いのためにも、爪のお手入れは必須ですよ。
全てを許せるほどのかわいさ
いかがでしたか。フクロモモンガと暮らすうえで大変なところもいくつかご紹介しましたが、それでもその全てを許せるほどのかわいさがフクロモモンガにはあります。かわいい、飼っていみたいと思われた方は、一度ペットショップやブリーダーさんで相談してみてはいかがでしょうか。