【BTS】BTS(防弾少年団)「Dynamite(ダイナマイト)」を徹底解説します!

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BTSもDynamiteも名前は知ってるけど実はよくわからない……けど今更聞けない……っていう方いますよね。そんなBTS初心者の方にもわかるよう、今回はBTSのDynamiteを徹底解説していきます!

まずBTSにとってDynamiteはどんな曲なのか、それはDynamiteはBTSの名を、K-POPファンでない人、K-POPに全く興味のない人たちにも印象付けるきっかけとなった曲です。この曲をきっかけにARMY(BTSのファンクラブ名)になったという人はかなりいます。

なぜそこまでBTSの名が知名度が上がったのか? BTSとDynamiteの魅力を一緒に見ていきましょう。読み終わったらあなたもBTSの沼にはまっているかも? ぜひ最後までご覧ください。

目次

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BTSとはどんなグループ?

BTSは、2013年6月に「防弾少年団(バンタンソニョンダン)」としてBigHitEntertainment(現在はHYBEに社名変更)より韓国でデビューしました。防弾少年団というグループ名には「10代20代に向けられる社会的偏見や抑圧を防ぎ、自分たちの音楽を守り抜く」という意味が込められています。

フックソングと言われる歌詞よりも同じフレーズを繰り返して耳に残りやすい曲が主流だった頃、同年代の気持ちを代弁するメッセージ性を重視した曲を披露し人々を惹きつけたのです。そして翌2014年に日本でデビューをしています。

当初は防弾少年団(通称バンタン)として活動していましたが、2017年ロゴをリニューアルする際に、今まで英語圏向けに使用していたBTS(バンタンソニョンダンの英語表記、Bang-Tan-Sonyondanの頭文字)を通称として活動するようになりました。その際に「Beyond The Scene(現実に安住することなく、夢に向かって絶えず成長していく青春)」という新たな意味も追加。ただグループ名を変更した訳ではないので、現在でもARMYたちはバンタンという呼び名も使用しています。

そしてBTSの魅力といえば刃群舞(カルグンム)と言われる「刃物のように切れ味のあるダンスをメンバー全員でシンクロさせるダンス」ですが、メンバーそれぞれの声も魅力のひとつ。メンバーは7人ですが、誰一人として声色のかぶりがなく、聴けば誰が歌っているのかすぐわかると言われています。そんな魅力あふれるグループです。

メンバー紹介

では7人のメンバーの特徴、愛称などを簡単にご紹介していきます。

  • RM(アールエム)
    本名:キム・ナムジュン 愛称:ナム、ナムジュン
    リーダーでメインラッパー IQ148とも言われ、BTSの頭脳。韓国語、英語、日本語を流暢にこなす。ラップの実力も高く、デビュー時の芸名はラップモンスター。
  • JIN(ジン)
    本名:キム・ソクジン 愛称:ジン、ジンニム、ソクジン
    サブボーカル BTSの長男(最年長)だが、オヤジギャグを飛ばすなどいじられキャラ。料理好きでも知られている。美しい高音ボイスが魅力。
  • SUGA(シュガ)
    本名:ミン・ユンギ  愛称:ユンギ、ミンシュガ 
    リードラッパー 作詞作曲BTSの音楽プロデューサーも務める。普段口数が少なくクールなイメージだが面倒見がよく、ステージとのギャップがすごい。
  • J-HOPE(ジェイホープ)
    本名:チョン・ホソク 愛称:ホビ、ホソク
    リードラッパー メインダンサー BTSでNo.1と言われるダンス力の持ち主。振付の考案やダンストレーナーも務める。
  • JIMIN(ジミン)
    本名:パク・ジミン 愛称:ジミン、ジミナ、ジミニ
    リードボーカル リードダンサー 舞踊の難関校に主席入学するダンス力の持ち主。しなやかで華麗なダンスが魅力。努力家。
  • V(ヴィ)
    本名:キム・テヒョン 愛称テテ、テヒョン
    サブボーカル BTSのビジュアル担当で四次キャラ。その外見と性格とは裏腹な低音のハスキーボイスが魅力。Instagramフォロワーのギネス記録を持つ。
  • JUNG KOOK(ジョングク)
    本名:チョン・ジョングク 愛称:グク、ジョングク
    メインボーカル BTSのマンネ(末っ子)。ビジュアル、歌、ダンス、ラップ他、多芸多才ですべてが完璧なため、ファングムマンネ(黄金の末っ子)と言われている。
  • 「Dynamite(ダイナマイト)」とはどんな曲?

    Dynamiteは、2020年8月にリリースされBTSが初めて全編英語歌詞でリリースした曲です。明るく軽快なリズムで70年代80年代を思わせるどこか懐かしいディスコ調のメロディ、だけど新しい感じもする「ニュートロ」な曲となっています。

    BTSは自分たちで曲を作ったりもしますが、Dynamiteはイギリス人のデイビット・ストゥワートとジェシカ・アゴンバーの作詞作曲となります。メンバーたちが初めて聞いた時、この曲は英語のままの方がよいと判断し、全編英語歌詞でのリリースとなったそうです。

    ディスコ調のメロディは聞いていてとても楽しくて、思わずリズムを刻んだり口ずさみたくなりますね。「ディスコ」ということでMVの最初の部屋のシーンのポスターは60年〜80年代のLAを思わせるものに。デヴィッド・ボウイやプレスリー、ビートルズにマイケルジャクソンのポスターが貼ってあります。カメラワークもレトロな感じがでるようにカメラを固定してメンバーが周りを動くスタイルで撮影したそうです。

    リリース当時は、日本でもテレビやラジオ、BGM等ありとあらゆるところでかかっていてよく耳にしたと思います。おそらくBTSやDynamiteを知らなくても、曲を聞けば「この曲知ってる」となるくらい多くの人が耳にしていたのではないでしょうか。

    DynamiteはYouTubeに公開されると、24時間で1億100万回再生、最大同時接続者300万人というとてつもない記録を達成。これは当時のYouTube史上歴代最高となりました。(この記録はどちらも2021年にBTSがリリースしたButterによって塗り替えられています)そして2022年11月には16億再生回数を突破という世界でもっとも視聴されているMVです。

    またDynamiteは米・ビルボードのシングルチャート・ホット100で1位を獲得。これは非英語圏のアーティストとしてはなんと57年ぶりの快挙だったのです。この快挙により第63回グラミー賞にノミネートされました。残念ながら受賞はかないませんでしたが、これは全世界を揺るがすニュースとなったので、みなさん記憶されているのではないでしょうか。

    BTSは2017年には米・ビルボードでビルボード・ミュージックアワード・トップ・ソーシャル・アーティストを受賞し大きな話題になりました。なぜならこの賞を2011年の新設以来6年間連続受賞していたのがジャスティン・ビーバーだったからです。そして2017年もジャスティン・ビーバー、セレーナ・ゴメス、アリアナ・グランデ等そうそうたるメンバーを抑えての受賞となり、BTSの名が一気に世界を駆け巡りました。

    こうしてBTSの名はすでに世界でも知られていましたが、Dynamiteのグラミー賞ノミネートはそれよりも大きなニュースとなり、BTSの名前だけでなく、人々にBTSの曲はいい! というのを印象づけ、これを機により大勢のARMYを獲得することとなったのです。

    いまやARMYは膨大な数となり、ARMYを一つのコミュニティとして分析する学者までいるそう。それくらい世界に影響を与えるグループにまで押し上げたのがこの「Dynamite」です。

    「Dynamite(ダイナマイト)」にはどんな想いが込められている?

    Dynamiteがリリースされた頃、世界中がコロナ禍で大変な時期でした。そんな暗い世の中に光を、聴いている人に元気を出してほしいと作成されたのがDynamiteです。

    冒頭の歌詞にもこの夜を照らすというような、暗いコロナ禍を指すような言葉があり、冒頭からBTSメンバーの思いが込められているなぁと感じられます。リリース後、メンバーたちはライブ動画配信アプリ「V LIVE(現在はweverseに統合)」でDynamiteに込める思いを次のように語っていました。

    SUGA「最近は厳しい状況ではありますけれど、僕たちがこの歌をだすことによってみんなを勇気づけることができて良かったです。」

    RM「できないと思ってましたが、紆余曲折あってカムバックできました。」

    J-HOPE「みなさんがこの曲からポジティブなエネルギーを感じ取って欲しいです。皆さんに活気を与えられたら嬉しいし、希望とかこの曲から何かいいものを感じてほしいと思います。ホントに元気がでる曲なので日々の生活でこの曲を楽しんでほしいです。」

    JIMIN「みんなが同じ気持ちになれるようにと願ってこの曲を出すことを決めました。みんなが新曲をこうやって楽しんで幸せで、元気に過ごしてください。」

    JIN「ARMYのみんなを元気にしたり励ますことができる曲を作りたいと思っていました。その気持ちがみんなに届くといいです。みんなハッピーでいてくださいね。この曲を聴きながら活気に満ちた毎日を送ってください。」

    JUNG KOOK「僕たちも楽しみながら作業しました。メンバーたちも言っているように楽しんでもらえたらと思います。」

    V「次のアルバムを待っている間はこの音楽を聴いて幸せに過ごしてください。」

    メンバーも活動がままならずつらかった時期のはず。その中でもみんなに光を、希望を、元気をと言葉では言い表せないBTSメンバーの思いを込めて作られたのがこの「Dynamite」です。

    「Dynamite(ダイナマイト)」のダンスの特徴とは?

    DynamiteのダンスについてメンバーのJUNG KOOKは「マネできる動きも多いので、ぜひファンのみなさんにも踊ってみてほしい」と語っています。ディスコ調の曲ということで、「ディスコ」をイメージしたポップな感じのダンスで振付も繰り返しが多く割とシンプル。中にはサタデーナイトフィーバーを思わせるようなポーズも取り入れられています。そのためJUNG KOOKのいうように、覚えやすく、これならマネ出来るかも! と思えるような振付となっています。

    でもMVでは、ダンスパフォーマンスがわからないシーンもありますよね。そこでダンスを覚えやすいようにYouTubeにはDance Practice動画もあるんです。

    レッスン着で踊るBTSはステージで見るのとまた違っていいですね。レッスン着だからいつもよりラフな感じに見えますが、やっぱり身体のキレはBTS!! 何気ない振りもカッコよすぎます。そしてこれならダンスが全部わかるので覚えやすいですね。

    思わず身体を動かしたくなる楽しいメロディと、覚えやすいダンスでSNSには「Dynamiteを踊ってみた」という動画が世界中で投稿されていました。その動画がまた拡散され、Dynamiteがより世界中に浸透していったのだと思います。

    楽しそうだから踊ってみたいけど、ダンスは苦手だから……と思っている方、以前J-HOPEはこう言っていました「実力はさておき、ダンスは楽しめばいい。だから楽しんで踊れば、美しいダンスが生まれると思います。」と。踊ってみたいと思ったら、心のままにメロディを口ずさんで身体を動かしてみてください。完コピじゃなくてもいいんです。自分なりで。きっとより楽しくなりますよ。そしてそうやってDynamiteを楽しむことがBTSメンバーの願いだと思います。

    筆者の思う「Dynamite(ダイナマイト)」の見どころは!?

    やはりメンバーの思いが随所に感じられるところですね。曲調が明るくダンスが軽快なことはすでにご紹介しましたが、MVも明るくパステルカラーをメインにした作りになっています。見ていて本当に楽しい! 「世の中に光を、元気を」という思いがとても感じられます。

    あとはサビの部分。MVでもステージでも前半は個々がメインでそれぞれの個性を生かした作りになってますが、全員が揃うサビの部分、これぞBTSのカルグンムって感じでワクワクします。もうキレッキレ! 楽しい曲調にキレッキレのダンス、見ていて気持ちがいいです。さすがBTSっていうのを魅せてくれる部分だと思います。

    それから「Dynnnnnanana eh」という部分。この部分は「V LIVE」でメンバーたちがMV撮影時一番楽しかったシーンと言っていました。たしかに楽しそう。見ているこちらも一緒に口ずさんで身体が動いちゃう感じです。

    MVが公開される前からワクワクでしたが、公開され見た瞬間ワクワクを通り越してMVの世界に引き込まれたのを思い出します。同じように世界中のARMYが、またARMYでない人も、公開されたMVを見て先が見えない世の中に明るい希望を見たことでしょう。コロナ禍で分断された世界の中で、MVを通して世界とつながった瞬間だったと思います。

    そうそう、MVにはBバージョンもあるんです。こちらも楽しいのでぜひご覧ください。

    SNSの反応をまとめてみました!

    リリースから2年以上経ちましたが、いまだDynamiteについての投稿は絶えません。その中でちょっと目に留まったものをご紹介します。

    BTS、Dynamiteに対する愛が溢れてますね。「BTS知らない人生じゃなくてよかった」この方はBTSに出会って人生が豊かになったみたいです。ステキですね。

    このDance Practice動画もいいですね! たしかにYouTubeを大画面で見ると……きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっって感じで楽しめます。お試しあれ! 

    はまりましたか、沼に。ドランクドラゴンの塚地さんは言ってました。重要なのはARMY歴の長さじゃない、熱さだと。ARMYはいつでもようこそ! と歓迎してくれますよ。

    「めちゃめちゃなダンスと歌」それでいいんです! 大事なことはみんなが笑顔になること。お子さんはしっかりBTSの思いを受け継いでますね。

    【まとめ】BTSの「Dynamite(ダイナマイト)」がかっこよすぎる!

    2020年アメリカの雑誌「エスクァイア」のインタビューでRMは次のように語っています。

    「新型コロナウイルスがなければ、Dynamiteは存在していなかっただろう」

    新型コロナで希望を見失った人々を元気づけたい一心で作られたDynamite。曲やダンスもカッコいいのですが、やはり1番は「Dynamiteに込めたメンバーの思い」がカッコよすぎる! ということにつきるでしょう。そのBTSの思いは確実にMVを見た多くの人々を勇気づけました。その結果が24時間で1億100万回再生という記録を生み、ビルボードやグラミー賞ノミネート等数々の記録へと繋がったのです。

    これもデビューよりメッセージ性を重視してきたBTSだからこそ、そしてBTSの思いを受け取り、広めていくARMYたちがいたからこそでしょう。それが、DynamiteによってBTSの名をK-POPに関心のない人にまで広め、世界の頂点へと導いたのです。Dynamiteはコロナ禍が終わってもきっと人々がつらいとき、勇気を、希望を、与え続ける曲となるでしょう。

    こうしたDynamiteに込められた背景を知って聴くとまた違って聴こえてより楽しめるかもしれませんね。そしてBTS沼の入り口には、とっても適した曲だと思います。ぜひみなさんDynamiteを楽しんでください。

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