イーロン・マスクがCEOを務めるTwitterが、オークション会社「Heritage Global Partners」を通じ、サンフランシスコ本社にある数百の備品をオークションに出品しています。
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Twitter本社から出てきた大量の謎アイテム
今回の売却は、イーロン・マスクがTwitterを買収した後、経費削減の一環として同社の7,500人の従業員の3分の2近くを解雇した後に行われたものです。オークションでは合計631個のアイテムがリストアップされており、1月17日に販売が開始、入札は同日に終了する予定です。
出品されたのは、Twitterを象徴する「青い鳥」のロゴを象った様々なアートワークやオフィス家具、さらには高価なキッチン用品一式など。
キッチン用品の中には、コーヒーメーカーのみならず、業務用の鉄板やロティサリーオーブンなども含まれており、まるで飲食店のような品揃えです。
現在、最高額22,500ドル(約290万円)で落札されているのは「ネオンツイッターバードライト」で、その他にも高さが1m近い鳥の像(現在約270万円)、花の「@」の彫刻(約100万円)などのアイテムも注目を集めています。
とはいえ数百万円程度では、マスクのTwitter買収額440億ドル(約5.6兆円)を考えればなんの足しにもなりません。他にも、スタンディングデスクやGoogle Jamboardsなどの会議用機器やデザイナーズ家具などオフィス用品も販売されていますが、マスクにとっては捨てるよりはマシ、といった程度の価格でしょう。
なお「The Verge」によれば、このオークションが先月発表された際、「Heritage Global Partners」代表であるニック・ダウ氏は、この売却はTwitterの現在の財務状況とは関係ないと米経済紙「Fortune」に語っていたそうです。
もし誰かが純粋に、2、3のコンピュータと椅子を売ることによる収益が、そこの山(マスクがTwiiter買収で支払った440億ドル)を支払うことになると思っているなら、彼らはバカです。