iPhoneシリーズに搭載されているノッチやDynamic Islandが今後どのように変化していくかについて、韓国のテック系メディア「The Elec」がリークしています。
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iPhone 16 Proは画面下Face ID搭載、18 Proでは切り抜きなしに
「The Elec」によれば、「iPhone 16 Pro」ではFace IDに使われる技術がディスプレイ下に埋め込まれ、パンチホールは前面カメラ用の切り込みだけが見えるようになるそうです。
画面下Face IDに関する噂は昨年初めて登場しましたが、iPhone 14 Proには搭載されず、iPhone 15にも搭載される見込みはないとされています。今回の「The Elec」の報告は、ディスプレイ業界に詳しいアナリスト、ロス・ヤング氏の昨年の予測と一致するものです。
Based on the technical challenges remaining for under panel cameras to meet discerning brands quality requirements as well as panel manufacturers' cost requirements, I still believe this roadmap makes sense for the iPhone. pic.twitter.com/3ck5X3sVcL
— Ross Young (@DSCCRoss) May 10, 2022
同氏のロードマップでは、Pill+Hole(Dynamic Island)がiPhone 15シリーズで全モデルに搭載され、次の16 Proに画面下Face IDとパンチホール、その次のiPhone 17では全モデルに画面下Face IDとパンチホール、というように続いています。
なお、画面下カメラについてはサムスンなどの様々なスマートフォンメーカーが試験していますが、完全なものはいまだ登場していません。また、このウワサを取り上げたテック系メディア「The Verge」は、Appleにとってもこの挑戦は困難だと指摘しています。
TrueDepth赤外線カメラを使ってあなたの顔をマッピングし、分析するため、技術的な挑戦はより困難になります。AppleはFace IDを搭載したiPhoneを出荷する際、携帯電話のロックを解除したり、Apple Payで支払いをしたりする際に赤外線カメラがあなたの顔を識別するのに苦労するようでは困ります。
「The Elec」によると、Appleは最終的にこの技術を拡張し、Face ID用センサーだけでなく、通常のインカメラも画面下に搭載することを計画しているとのこと。これが実現すれば、ついにノッチやパンチホールといった画面の切り抜きが完全になくなることになります。Appleがいつこれを実現するかは不明ですが、ヤング氏のロードマップでは、少なくとも2026年のiPhone 18 Proまでは実現しないことが示されています。