iPhoneはソフトウェアとハードウェアが最適化されており、バッテリー駆動時間はシリーズを追うごとに長くなっています。しかしそんなiPhoneも、状況によってはわずか1〜2時間でバッテリーがなくなってしまうことがあります。
そんなiPhoneのバッテリー駆動時間を短くしてしまう3つの原因について、Appleに詳しいYouTubeチャンネル「Apple Explained」が解説しています。
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バッテリーが早く減ってしまう3つの原因とは?
iPhoneのバッテリーがすぐに減ってしまう主な要因は以下の3つ。原因をつきとめ、バッテリーもちを良くするには何に注意したらいいのでしょうか?
【1】バッテリーの経年劣化
iPhoneのような最新の電子機器には充電式のリチウムイオン電池が搭載されています。しかし、リチウムイオン電池は時間の経過とともに容量が低下していきます。
毎日充電していると、数年後には数時間以上充電できなくなることもあります。もし、そのようにバッテリーが劣化してしまうと、充電ケーブルやモバイルバッテリーを持ち運ぶことを余儀なくされるでしょう。
ちなみに、iPhoneのバッテリーが劣化してしまった場合はAppleが7,500〜15,000円で交換してくれます。なお、AppleCare+に加入していて、お使いの製品のバッテリー蓄電容量が本来の「80%」未満に低下している場合は、無償でバッテリーを交換してくれます。
【2】電波が弱い場所での利用
iPhoneのアンテナが1~2本しか立っていない時、ネットワークへの接続が弱いことを意味します。この場合、iPhoneは信号を増幅し、使用可能な接続を維持しようとします。この状況は3〜4本のアンテナが立っている時と比較して、かなり多くの電力を必要とします。
電波が弱くなるのは、電波塔から遠く離れている場合もありますが、混雑しているときにも起こります。例えば、スポーツ観戦やコンサート、高密度な場所にいる時、すべての携帯電話が限られた電波を利用せざるを得ない時などに回線の混雑が発生します。その結果、電波が弱くなり、iPhoneのバッテリーに余計な負担がかかってしまうのです。
【3】絶対NG!高温・低温環境のバッテリーへの影響
上記の「電波環境」で述べたように、iPhoneは電波が悪いと信号を増幅しバッテリーに負荷をかけます。これが炎天下や直射日光の下で起こると、バッテリー消費がより早くなる可能性があります。
iPhoneの温度が高くなりすぎると、ディスプレイが暗くなり、元に戻せなくなってしまうことがあります。これは、iPhoneが自ら冷却しようとするためです。
これはバッテリーにとって最悪の事態の1つです。この状態が続くと、バッテリーが消費するだけではなく、バッテリーそのものの寿命も短くなるため、あまりにも熱い、もしくは寒い環境などにも、置きっぱなしにするのは絶対NGです。
iPhoneのバッテリーの減りが早いと思ったら「バッテリーの寿命」を確認し「電波の弱いところ」や「バッテリーの加熱」を避けるようにしましょう。