現在、世界一の大富豪は、テスラやTwitterのCEOであるイーロン・マスクではなく「ベルナール・アルノー」という人物です。なぜ、アルノーはマスクを超えて世界一の大富豪になれたのでしょうか?そして、アルノーはどのような人物なのでしょうか?それらの疑問について海外YouTubeチャンネル「TheRichest」が解説しています。
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世界一の大富豪「ベルナール・アルノー」の資産とは?
ベルナール・アルノーが世界一の富豪になれたのは、イーロン・マスクの資産が減ったからです。Twitter買収などの影響により、マスクの会社であるテスラは時価総額で7050億ドル(約94兆円)を失いました。その結果、マスクの資産は2000億ドル(約26兆円)から1680億ドル(約22兆円)まで一気に落ち込み、世界一の富豪の座から転落してしまったのです。
そして、新たに世界一の富豪になったのが、「カシミヤを着た狼」とも呼ばれるベルナール・アルノーです。彼は、世界最大の高級ブランドのコングロマリットであるLVMH(ティファニーやドンペリ、ルイヴィトンの親会社)のCEOです。彼の総資産は1720億ドル(約23兆円)。
Twitter買収はともかく、億万長者としては日常生活での金遣いが目立たないマスクにくらべ、アルノーの暮らしっぷりはザ・億万長者といったものです。彼はなんと、1300万ドル(約17億円)のプライベートビーチ付きの邸宅を保有しています。
また、パリに2億ドル(約266億円)の豪邸も保有しています。
さらに、彼は4000万ドル(約53億円)のプライベートジェットや、史上最高のスーパーヨット100隻の1つと知られているヨットや、バハマにプライベートの島を持っています。
ちなみに、バハマの島の維持費は1週間に30万ドル(約4,000万円)以上かかるといわれています。
彼はまた、ピカソやウォーホル、ヘンリー・ムーアなどの作品を所有し、世界一の富豪にふさわしい素晴らしい美術品を多数コレクションしているのです。
アルノー氏はまた、その巨額の資金を活用して、世界中のハイブランドを買収しています。マスクとは全く違ったタイプにみえる彼ですが、その豪快にみえて緻密な戦略が、不安定なマスクを超える決定打となったといえるでしょう。