標準のiPhone 14は前モデルからほとんど変化しませんでしたが、次世代「iPhone 15」については、様々な新機能がすでにいくつもリークされています。これらの主要なリーク5つをApple専門の米メディア「MacRumors」がまとめています。
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iPhone 15に訪れる5つの進化
これまでのリークで明らかになった「iPhone 15」シリーズの進化は以下の通りです。
【1】Dynamic Islandの搭載
Dynamic Islandは、現在iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxに搭載されているだ円形のパンチホールです。このパンチホールはiOSと一体化しており、この領域にさまざまなシステムのアラートや通知などを表示することができます。
ディスプレイ業界に詳しいアナリストのロス・ヤング氏によれば、このDynamic IslandはiPhone 15シリーズの全モデルに搭載されるとのことです。
Yes, Dynamic Island expected on standard models on the 15. Still not expecting 120Hz/LTPO on standard models as supply chain can’t support it.
— Ross Young (@DSCCRoss) September 18, 2022
【2】最先端のソニー製イメージセンサーを搭載
日本経済新聞の11月の報道によれば、Appleはより豊かで明るく、シャープな画像を生成するソニーの新型画像センサーを採用するとのこと。
ソニーグループは米アップルに新型の画像センサーを納入する。開発したセンサーは1画素あたりに蓄積できる電気量が従来の2倍となり、白飛びや黒つぶれを抑えられる。2023年にも発売される「iPhone」次期モデルに搭載される見通し。
この新型センサーは、フォトダイオードとトランジスタを別々の層に配置する新しい半導体アーキテクチャを採用しており、より多くのフォトダイオードを搭載することが可能となっています。例えば、ポートレート写真では、強い逆光でも被写体が白っぽくならないようにすることができます。
「MacRumors」はこれについて、このセンサーの改良はラインアップ全体に適用されると予想しているものの、Appleが最終的にこれをProモデル限定の機能にするかもしれないとも指摘しています。
【3】USB-Cポートの採用
iPhone 5以降、AppleはiPhoneはすべてLightning端子を搭載してきました。しかし、iPhone 15では、EUで新たに成立した法律により、Appleは全製品のUSB-C移行を余儀なくされています。
しかし、全モデルでUSB-C以降が行われても、転送速度が向上するのはProモデルのみとなるかもしれません。著名アナリストのミンチー・クオ氏によれば、Proモデルには少なくともUSB 3.2またはThunderbolt 3のUSB-Cポートが搭載されるものの、標準モデルは既存のLightningポートと同じくUSB 2.0規格のUSB-Cポートとなるとのことです。
(5/7)
My latest survey indicates all 2H23 new iPhones will abandon Lightning and change to USB-C, but only two high-end models (15 Pro & 15 Pro Max) will support the wired high-speed transfer, and the two standard ones (15 & 15 15 Plus) still support USB 2.0 same as Lightning.— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) November 17, 2022
【4】4800万画素カメラの搭載
iPhone 14 ProおよびiPhone 14 Pro Maxは、4800万画素の高解像度センサーを初めて搭載しました。海通証券のアナリスト、ジェフ・プウ氏によれば、iPhone 15とiPhone 15 Plusにはこの4800万画素カメラが搭載されるとのこと。
ただし、カメラは通常、iPhoneシリーズのProモデルと標準モデルの最大の差別化要因の一つです。そのため「MacRumors」は、iPhone 15 Proにはペリスコープレンズが搭載されると噂されているものの、これは全モデルに搭載されることはないと予測しています。
【5】より速く、より高効率な5Gモデム
次期iPhone 15シリーズの全モデルには、クアルコムのX70モデムチップが搭載され、iPhoneでの5G体験が改善されるとのこと。
「MacRumors」が共有した台湾「Digitimes」の報告によれば、このチップはiPhone 14シリーズのX65チップと比較して、AI機能が活用され、平均通信速度の向上、カバレッジの改善、信号品質の向上、低遅延、最大60%の電力改善などが実現されるそうです。