初代EarPods以来、Appleは自社の代表的なイヤホンの外側に「小さな穴や通気口」を設けています。それは、AirPods、AirPods Pro、AirPods Maxにも引き継がれています。この通気口にどのような役割があるのかを、Appleに詳しいYouTubeチャンネル「Apple Explained」が解説しています。
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Appleのイヤホンの外側にある「穴」の正体とは?
AirPodsで音楽を聴いている時に指で外側の穴を塞いで空気の流れを遮断すると、音質が変わってしまいます。おそらく、その時の音質は、低音はほとんど出ず、まるで安物スピーカーから音楽を聴いているようになるはずです。
なぜなら、通気口を塞ぐと、AirPodsの音響室に圧力がかかり、スピーカー内の振動が止まってしまい、低周波の音を出す能力が失われてしまうからです。
また、AirPodsを一度もクリーニングしないと、耳垢が蓄積して、音がこもったり、音楽の再生音が大きくなったりします。これらの症状は、耳垢の蓄積によってスピーカーグリルがふさがれているサインです。もし、AirPodsの音質に異変が出たら、綿棒を使ってスピーカーグリルを掃除してみましょう。
外側にある通気口も指が触れることによってゴミなどで塞がれてしまうことがあります。そうなると、指で覆っているのと同じ状態になり音質が悪くなってしまいます。
この問題を解決するために、Appleは第3世代のAirPodsで通気口を指が触れやすい場所から、触れにくい上部に変更しています。その結果、空気の流れを妨げるようなゴミがたまりにくくなりました。
Appleの公式サイトによれば、「マイクやスピーカーのメッシュ部は、乾いた綿棒できれいにする」ようにとのこと。ゴミがたまりにくくなったとはいえ、音質を保つためには定期的なメンテナンスを行うことが大切です。