警察などが銃の弾から身を守るために使用する「透明なシールド」。使用者の命を守るこの防弾シールドには、どれくらいの耐久性があるのでしょうか?海外YouTuber「Kentucky Ballistics」が、実際に小型拳銃や超巨大マグナムを使って透明シールドの性能を徹底検証しています。
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透明のシールドにはどれほどの耐久性があるのか?
この透明シールドは、高さ60㎝、幅30㎝、厚さ4㎝、重さ7㎏でポリカーボネート(プラスチックの一種)製です。このシールドにいろいろな弾丸を打ち込んでいきます。
スターム・ルガーLCR22/22ロングライフル弾
まずは、透明のシールドを固定して、小型拳銃のルガーLCR22で撃ってみます。発砲したところ、シールドに小さな傷がつきました。
しかし、全く貫通はしていないようです。
グロック19/9㎜弾
グロック19で撃つと、シールドに弾が埋まってしまいました。
しかし、反対側に膨らみなどはありません。
スプリングフィールド1911/45ACPプラス弾
スプリングフィールド1911で撃つと、グロック19同様に弾がシールドに埋まってしまいました。
反対側に膨らみはありません。
S&W M610/10㎜弾
次は米最大の銃器メーカーS&W(スミス&ウェッソン)のM610。こちらはシールドに弾が埋まりました。(下側の銃痕)
そして、反対側が弾丸の威力によって膨らんでいます。ただ、貫通はしていません。
S&W M629 44マグナム/ホローポイント弾
44マグナムで撃つとシールドにしっかり銃痕が残ります。
貫通はしていないようですが、反対側は少し膨らんでいます。
S&W M686/357マグナム弾
M686で撃つと、弾が完全にシールドに埋もれてしまいました。(右側真ん中の銃痕)
反対側もかなり膨らんでいます。しかし、貫通はしていないようです。
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