1.4兆円の大赤字、なぜ「Amazonで最も売れた」アレクサは利益が出せないのか?

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激化する価格競争と音声アシスタントの難しさ


「analyticsindiamag」によると、アレクサはGoogleやAppleといった他の巨人たちとの厳しい競争にも直面しています。

米国における現時点でのユーザー数は、Googleアシスタントが8150万人でトップ、Apple Siriの7760万人。そしてアレクサは7,160万人のユーザーで第3位とのこと。Googleのようなソフトウェア企業でもなく、Appleのようなハードウェア企業でもないAmazonが不利なのは、たしかに当然のことです。

しかし、収益を上げられていない問題は、Googleアシスタントでも発生しています。ほとんどの消費者は、シンプルな音声コマンドしか行わず、ディスプレイ広告や企業との提携によってアシスタントを収益化しようとするGoogleの試みは上手くいっていません。そのため、GoogleはAmazonと同じように、この部門のリソースを削減することで対応しています。


GoogleとAmazonが価格競争を繰り広げる一方で、Appleのスマートスピーカー計画はより収益に重点を置いていました。初代HomePodは350ドル(約4.7万円)と競合他社よりもかなり高額で、2021年に販売終了しています。しかし、より安価な「mini」バージョンはまだ販売されており、Appleはスマートスピーカー市場を完全に諦めたわけではないようです。


このような「シェア先行で、後から収益を上げる」というやり方は、世界を代表するビッグ・テックでも難しいビジネスモデルで、不況になった現在では真っ先に「人員整理」の対象となってしまっています。そういう意味では、無理をせずにHomePodを適正価格で販売し、不調となって撤退したAppleの判断は正しかったといえるのかもしれません。

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