オークションサイト「RR Auction」に出品されていた初代Apple製品「Apple-I」が、予想価格の37万5千ドルを大きく上回る44万2,118ドル(約6000万円)で落札されました。
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ジョブズの直筆サイン入り「Apple-I」超高額の理由
Apple-Iは1976年、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックが制作・販売したApple初の製品です。当時はまだコンピュータは一般的な存在ではない時代で、必要なのはキーボードとディスプレイ(テレビ受信機)だけというApple-Iは革新的でした。
製造されたApple-Iはわずか200台(うち販売されたのは175台)で、その大半はApple自らが回収・破棄したため、現存するのは60~70台のみ。さらに動作するのはそのうちたった8台だとされています。
今回販売されたApple-Iは、専門家コリー・コーエン氏によって2018年にレストアされ、動作する状態になったものです。彼は本機の状態を8.5/10と評価し、2022年8月に再びコンピュータの機能性を確認しました。
さらに、ボードにはスティーブ・ジョブズが直筆でサインした製品のシリアルナンバー「01-00002」が記載されています。ジョブズの筆跡については、PSA/DNA社から正規の鑑定書も添付された信頼性のあるものです。
Apple-Iはこの希少性から高額で落札されることが多く、過去には815,000ドル(約1.1億円)になったこともあります。これは、一般には販売されず、生産台数も知られていない緑色のPCB基板を搭載した特別版のApple-Iでした。
RR Auctionには他にも、様々なApple記念品が出品されました。スティーブ・ジョブズのサインが入ったNeXTパンフレットは18,210ドル(約250万円)で、1988年の初期生産品のNeXTコンピュータは6,094ドル(84万円)で、ティム・クックのサイン入りオーバーン大学フットボールが5,681ドル(約77万円)で落札されています。
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