イーロン・マスク氏による買収のあと、Twitter社では数千人規模の社員が解雇されました。さらにマスク氏は11月17日、社員に対して「辞めるか否か」の最後通告を出しています。最終的に、Twitterには何人の社員が残っているのでしょうか?
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イーロン・マスク買収後、Twitter社員数は「半分以下」に
マスク氏は10月28日にTwitterを買収し、株の非公開化を行いました。買収してすぐにマスク氏はTwitter CEOを勤めていたパラグ・アグラワル氏など幹部4人を解雇。さらに、社員の大幅な解雇も開始しました。
Twitterは買収以前、約7500人の社員がいたとされていました。テック系メディア「The Verge」によれば、Twitterではこの約半数が解雇され、11月17日時点で最終的に残っていたのは約2,900人程度だったとのこと。
その後、イーロン・マスクはさらに、社員に対して最後通告を出しました。これはTwitter社員に対して「極めてハードコア」になる同社で働くか、会社を退職するかどうかの2択を迫るものです。
「The Verge」によれば、この最後通告に対し「数百人の従業員が辞職した」とのこと。
また、フォーチューン誌のテック系レポーター、カイリー・ロビソン氏のツイートによれば、「残り3,700人ほどの社員のうち、およそ75%が残留を選択しなかった」 とのこと。
What I’m hearing from Twitter employees; It looks like roughly 75% of the remaining 3,700ish Twitter employees have not opted to stay after the “hardcore” email.
Even though the deadline has passed, everyone still has access to their systems.
— Kylie Robison (@kyliebytes) November 17, 2022
Twitterの社員から聞いた話ですが、残り3,700人ほどの社員のうち、およそ75%が「ハードコア」メールの後、残留を選択していないようです。
期限を過ぎても、誰もが自分のシステムにアクセスできます。
この75%という数字が正しければ、Twitterには最終的に約900人程度の社員しか残らなかったということになります。
これについて、テック系メディア「Appleinsider」が社員に確認したところ、「別の開発の仕事を見つけるまでの間だけ滞在している」と語ったそうです。
なおTwitter上には、締め切りの時間にカウントダウンを行う社員の動画なども投稿されており、マスク氏への社員の反発が強まっていることが伺えます。
It’s been a ride pic.twitter.com/0VDf5hn2UA
— Matt Miller (@brainiaq2000) November 17, 2022
マスク氏はこの後、リモートワーク禁止の規則を緩めるなどして、社員を引き留めようとしたようです。この通告での離脱者の見積もりは「数百」から50%、または75%と様々であるため、最終的に何人の社員が残ったのかどうかの詳細は不明です。しかし、前述の情報をまとめる限りでは、最低で1000人以下、多くて3000弱といったところでしょう。
急激な社員数の減少は、Twitterのシステムの維持に支障をきたすのではないかと不安視されています。「The Verge」によれば、Twitterの維持に「極めて重要なチーム」がいなくなったとの情報もあり、従業員からは「プラットフォームがまもなく崩壊するだろう」という予測も上がっています。