多くのTwitter社員を解雇してきたイーロン・マスクですが、この影響で「Twitterを維持するために重要なチームがいなくなってしまった」と社員が証言しています。
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イーロン・マスクの最後通牒に多くのTwitter社員が「ノー」
イーロン・マスクは、Twitterに就任した際、7,500人の従業員の約半分を解雇しました。テック系メディア「The Verge」によれば、Twitterではその後も辞職者が続き、11月17日の時点ではおよそ2,900人の従業員が残っていたそうです。
さらにマスクは最近、ツイートや社内メッセージで同氏を批判したり、嘲笑したりした数十人の従業員を解雇しています。今回のTwitterの新たな粛清は、その後に行われたものです。
マスクは18日の午後5時(東部標準時)に、彼が「Twitter 2.0」と呼ぶものに残ることを望むなら、Googleフォームで「はい」と答えるよう全社員に締め切りを設けました。それ意外であれば、今日が彼らの最終出社日となり、退職金を受け取ることができるとしています。
マスクは「Twitter2.0」において、「ハードコア」な「高強度での長時間労働」を従業員に求めています。しかし多くの従業員は、彼の質問に対して「ノー」を突きつけたようです。
「The Verge」によれば、期限を迎えた後、数百人の従業員がTwitterのSlackに別れのメッセージと敬礼の絵文字を投稿し始め、マスクの最後通告に「ノー」と答えたことを発表したとのこと。さらに、Twitterに残っている従業員も退職した従業員も、今週の退職者の規模を考えると、プラットフォームがまもなく壊れ始めると予想しているそうです。
— Elon Musk (@elonmusk) November 18, 2022
匿名の従業員は、Twitter社内の複数の「重要な」チームが現在、完全に、あるいはほぼ完全に辞職したと語っています。この重要なチームには、Twitterのすべてのエンジニアが使用するコアシステムのライブラリを管理するチームも含まれているそうです。「このチームなしではTwitterを運営できない」と、退職する社員は語りました。
Twitterの従業員のうち何人がイーロン・マスクの「3ヶ月の退職金を取るか、残るか」という提案を見て、退社に向かうことを決めたかはわからないが、状況を見る限り、多くの従業員が去ることを選んだようです。
重要なチーム全体が離脱したことで、Twitterの関係者は、プラットフォームの崩壊は時間の問題だと考えるようになっています。マスクもこの状況には問題を感じているようで、「重要な」従業員の何人かは同氏とそのアドバイザーとの会議に引き出され、会社に残るように説得されたそうです。
マスクはこれについて、「優秀な人材は残っているので、超心配はしていない」とTwitter上で語っています。
The best people are staying, so I’m not super worried
— Elon Musk (@elonmusk) November 18, 2022
しかし、多くの社員の意見は異なるようです。「残った人たちがどれだけ筋金入りの努力をしても、ここからTwitterが立ち直るのは至難の業でしょう」とTwitterの従業員は「The Verge」に語っています。