YouTubeを無料で視聴しているユーザーには広告が表示されることは周知の事実ですが、その広告表示回数に異変が現れたと「gizchina」や「abplive」が報じています。
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5連続で〝スキップ不可〟の広告
通常、YouTubeに表示される広告は1つ、または多くても2つで、2つ目の広告は通常スキップが可能です。
しかし、YouTubeユーザー（非Premium）に対して「最大5つのスキップできない広告」が表示されるという報告がユーザーから上がっています。これはまるでYouTubeが「ユーザーのがまんの限界」を探るかのような動きのため、これを強く不快に感じる人もいた様子。
Twitterでは「ユーザーはスキップできない広告が5つも表示される」というユーザーの声が散見されます。
youtube just gave me 5 long unskipable ads pic.twitter.com/FgUUrzZvoB
— The Ricked One (@LoganC01962550) September 8, 2022
このように「広告が連続で表示される」という状況に対してYouTubeは「これは〝バンパー広告〟と呼ばれるものでそれぞれの広告は6秒しかないので、ユーザーが視聴する広告はトータルで30秒を超えることはありません」と述べています。
また、同社は広告の方法について意見があるのであれば、フィードバック送信ツールを使って、YouTubeから直接フィードバックを送信するようユーザーに伝えていました。
しかし、このような状況に対してTwitterをはじめとするSNSでは不満が爆発してたようで、YouTube「5連続広告」の実験中止に追い込まれたと「9to5Google」が報じています。
なお、なんともきまりが悪そうなYouTubeの公式コメントは以下の通り。
YouTubeでは、ブランドと世界中の視聴者とのつながりを支援することに注力しており、視聴者の体験を向上させる広告を表示するための新しい方法を常にテストしています。私たちは、視聴者が長時間の動画を視聴する際に、複数の広告を広告ポッドで提供する小規模な実験を世界各地で実施しました。
その目的は、広告による中断を減らすことによって、視聴者にとってより良い体験を構築することです。私たちはこの小規模な実験を終了しました。
「サービスや製品に対して料金を支払っていないのなら、お前が製品なんだよ（if you don’t pay for it, you’re the product.）」という言い回しは英語圏のインターネットではおなじみですが、今回の一件は〝お前が製品なんだよ感〟を強く出しすぎると失敗するという当たり前すぎる話がわかりやすく示された事例となってしまったようです。
