11月04日は「いいお尻の日」です。「イチイチゼロヨン」という数字の並びが「イイオシ(リ)」と読めることが由来なのだそう。
ちなみに、子供たちの間で大人気の『おしりたんてい』の誕生日も11月04日です。
» 参照:【いいおしりの日】11月4日は、おしりたんていの誕生日! スペシャル動画をププッと公開!|ポプラ社
さて、そんな「いいお尻の日」に関連して、ふとテクノロジー記事を担当するライターとして気になってしまったのが、SNSにおけるソーシャルメディア「表現」や「肌の露出」の関係です。
テック企業とSNSにおける「お尻・肌の露出」の規制・制限。どこまで見せてOKか?
古くから、性別や体型を問わず「人間の裸体」は芸術作品や表現活動の主題とされてきた歴史があり、現代でも裸体や素肌が露出された部分を「美しい」「愛(め)でたい」と思うユーザー、オーディエンスがいることはまちがいありません。
一方で、文化や法律が「一定の部位を見せることを禁止している、罰する」という状況があることも確かです。また、これらの基準は国や地域によって大きく異なります。例えば、「日本では、水着の女性が表紙の雑誌がコンビニで販売されている」状況ですが、「サウジアラビアでは、肌や髪を見せる女性を雑誌の表紙にすることは宗教的な禁忌」というように、大きなちがいがあります。
興味深いのは、どちらの国でもソーシャルメディアは存在しており、インターネット上ではこれまでにないほど簡単にあらゆるコンテンツにアクセスができるということです。
そこで、この記事では「いいお尻の日」をきっかけとして、Google、Twitter、Metaという3大テック企業が「お尻や胸、素肌の露出」などをどう扱っているのか? に注目しそれぞれの規約をみてみることにしました。
YouTubeの「お尻・肌の露出」の規制・制限。どこまで見せてOKか? 規約をチェック
次に該当するコンテンツは、YouTube に投稿しないでください。
着衣、非着衣を問わず性的満足を目的とする性器、胸部、臀部の描写
Twitterの「お尻・肌の露出」の規制・制限。どこまで見せてOKか? 規約をチェック
ライブ放送、プロフィールヘッダー、リストバナー画像、またはコミュニティのカバー画像において、過度にグロテスク、暴力的、または成人向けコンテンツを含むメディアを投稿することはできません。
成人向けコンテンツ
成人向けコンテンツとは、合意のもとで製作され配信された、ポルノをはじめとする性的興奮の喚起を目的としたあらゆるメディアをいいます。例としては以下の場面を描写したものが挙げられますが、これらに限定されません。
- 全裸または半裸(性器、臀部、または胸部を拡大して撮影したものを含みますが、授乳に関連するコンテンツは除外されます)
Meta(Instagram・Fafecbook)の「お尻・肌の露出」の規制・制限。どこまで見せてOKか? 規約をチェック
以下のコンテンツの投稿は禁止されています。
肛門が見える画像や、臀部(ヌード)のアップの画像。ただし公人・著名人の写真に加工処理された場合を除く
以下のコンテンツには、見た人が不快に感じるおそれがあるとわかるラベルが表示されます。
以下を例として、医療または健康に関する文脈でシェアされる、成人男性および女性の性器、臀部(ヌード)のアップもしくは肛門が見える画像または暗示的な/その他の性的行為の画像
いいおしりの日に考える〜まとめと感想〜
今回取り上げたのはいずれも、米国を代表するテック企業ですが、実際に内容を見てみるとずいぶんと書きぶりやトーンがちがうのが興味深いところ。さらに調査を対象を別の国に広げれば、さらに多様な規約があるでしょうし、いろいろな考え方に触れることができそうです。たかがお尻、されどお尻、いろいろな考え方があるものです。
本文の情報は記事公開時点のものです。最新の規約については、各自でご確認ください。なお、この記事の内容は各社の状況を調べて、比較や記録するためのものであり、当社ならびにライターが賛同、支持あるいは否定などの意見を表明する目的で公開したものではありません。
*Category: