10月26日に発売された新型「iPad Pro」。最新のM2チップを搭載したこのモデルについて、テック系メディア「Cult Of Mac」が早速ベンチマークテストを行っています。
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M2搭載iPad ProのGeekBench 5テスト結果が明らかに
「Cult of Mac」のテストによると、iPad Proの12.9インチモデルはベンチマークソフト「Geekbench 5」のマルチコアテストで8466点を記録したとのこと。2021年のM1搭載モデルのスコアは7207点だったため、新モデルは17.6%のパフォーマンスが向上したことになります。
また、2018年発売の12.9インチiPad Proと比較すると更に圧倒的です。同モデルはGeekbench 5テストで4763を記録していたため、新モデルはこれに比べ、なんと77.7%も高速です。
参考までに、サムスンの最新タブレット「Galaxy Tab S8 Ultra」のマルチコアスコアは3180点。M2搭載のiPad Proはこれに比べ、約266%高速だという計算になります。
AppleはM2の8コアCPUが「M1より最大15%高速化」したと主張していました。しかし、今回の結果を見る限り、実際にはその主張を上回るプロセッサが搭載されているようです。
他にもM2チップは、M1より2つ多い10コアGPUを搭載しています。Appleによれば、これにより最大35%高速なグラフィックス性能が実現したとのこと。またこのチップは、M1よりも50%多い100GBpsのメモリ帯域幅を備えているため、前モデルよりもさらに優れたマルチタスク性能を発揮するはずです。
デザインこそ変わらなかったものの、iPad ProはM2チップ搭載により、動画編集などのクリエイティブな高負荷作業により適したモデルになったと言えるでしょう。新モデル発表とともに動画編集ソフト「DaVinci Resolve」のiPad版も登場しており、M2搭載iPad ProでのUltra HDのProResのレンダリング性能はこれまでの4倍の速さになるとされています。
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