AppleはMacシリーズのほとんどのモデルで、インテル製チップからAppleシリコンへの移行を完了しました。
この中でも、未だにAppleシリコンを搭載していないのが「Mac Pro」です。このモデルについて、経済紙記者のマーク・ガーマン氏が新たなリーク情報を公開しています。
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M2 Extreme搭載Mac Proの詳細スペック
ガーマン氏の新しいレポートでは、新チップ「M2 Extreme」を搭載すると噂されているAppleシリコン搭載Mac Proについて、さらなる詳細を明らかにしています。
同氏はまず、Appleが14インチと16インチのMacBook Pro、Mac mini、そしてMac Proの新モデルを準備していることを改めて確認しました。
まず、MacBook ProにはM2 Pro搭載モデルとM2 Max搭載モデルの2つの構成が提供されます。ガーマン氏によれば、M2 Maxは高性能コア8個と高効率コア4個の12コアCPUと、38コアGPUで構成されるとのこと。
また、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)は最大64GBに対応し、これらのオプションは、14インチと16インチの両方のモデルで利用可能とされています。前モデルでは、M1 Maxは16インチモデルの最上位構成に限定されていました。
Mac miniは、M2チップが搭載されるとのことです。このM2チップは、6月に13インチMacBook ProとMacBook Airに搭載されたものと同じものになります。
さらに、Mac Proに搭載される「M2 Extreme」は、Apple史上最強の性能を備えるようです。同氏によれば、このチップは最大48コアのCPU、最大152コアのGPU、そして最大256GBのランダム・アクセス・メモリに対応するとのこと。また、24コアCPU、76コアGPUのバージョンも用意されるとのことです。
これまでのリークでは、このMac Proのデザインはこれまでと変わらないとされています。価格については不明ですが、現行のMac Proは最小構成で662,800円、最高構成で7,144,800円(税込)です。
日本円が100円から150円前後に値下がり(ドル高)になっていることを考え、単純に旧モデルの価格を1.5倍にすると、最小構成で約100万円、最高構成では「1000万円超え」というApple史上最高の価格も見えてきます。あくまで予想ですが、Appleで最もPro向けのモデルであるMac Proにふさわしい価格とはいえるかもしれません。
ガーマン氏によれば、新型MacBook ProとMac miniは今後数ヶ月以内に発売されるとのこと。ただし、Mac Proは2023年まで登場は期待できないとしています。