新型iPadで「失われたモノ」5つ

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Appleが10月26日から発売する予定の第10世代「iPad」。デザインが大きく変わったこのモデルですが、一方で失われた機能なども多くあります。


*Category:テクノロジー Technology|*Source:9to5Mac ,Apple

第10世代iPadで「無くなった」5つのモノ


第10世代iPadでは、大画面化やUSB-Cポートの採用など、大きな変更が行われました。しかし、その代償としていくつかのものを失っています。

【1】ホームボタン

第10世代iPadは、シリーズで初めてホームボタンを廃止しました。これにより、全てのiPadシリーズからホームボタンがなくなったことになります。

ただし、Touch IDは電源ボタンに移動し、引き続き搭載されています。

【2】上下のベゼル


ホームボタンが廃止されたことにより、iPadの上下のベゼルがなくなりました。これによって画面が占める範囲が広がり、ディスプレイサイズも10.9インチに大型化しています。

【3】イヤホンジャック

大きなデザイン変更にともない、ついにiPadからもイヤホンジャックが廃止されました。AppleはiPhoneシリーズでもイヤホンジャックを廃止してきたため、この流れは当然といえば当然です。

現在ではBluetoothイヤホンも普及してきたとはいえ、一部のユーザーにとっては残念な変更かもしれません。

【4】Lightningポート


無印のiPadはiPadシリーズで唯一Lightningポートを搭載し続けてきましたが、ついにUSB-Cポートに切り替わりました。

この変更には多くのメリットがありますが、第10世代iPadは第1世代Apple Pencilにしか対応していないため、充電に変換ケーブルが必要になってしまうのがデメリットです。

【5】お手頃なiPadとしての選択肢


大きなデザイン変更によって高価なiPadシリーズのデザインに近づいた第10世代iPadですが、価格も大きく値上がりしています。

2021年に発表された第9世代iPadの発売当初の価格は3万9800円でしたが、第10世代iPadの価格は6万8800円(いずれも税込み)と、3万円近く値上がりしています。円安の影響があるとはいえ、驚異的な値上がり幅です。

なお、米国では第9世代iPadは329ドルでしたが、第10世代iPadは449ドルまで値上がりしています。現状を見る限り、3万円台の格安タブレットとしてのiPadの選択肢は失われてしまったといっても過言ではないでしょう。

なお、円安の影響によって49,800円という価格設定にはなっているものの、第9世代iPadは引き続き発売されています。いつまで発売されるかどうかは不明ですが、しばらくの間は昔ながらの無印iPadがほしい、という方にとっての選択肢となりそうです。

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