Appleは10月26日から、第10世代となる新型「iPad」を発売します。このモデルについて、デザインが似ている第5世代iPad Airとの違いをテック系メディア「9to5Mac」がまとめています。
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第10世代iPadと第5世代iPad Airはどこが違う?
Appleは第10世代iPadの発表で、前モデルの第9世代からの進化に商店を当てましたが、そのデザインやスペックはiPad Airと似ています。主な違いは、チップセットと
◇ 【1】第10世代iPadはA14 Bionicチップを搭載、AirはM1
Appleは前モデルと比較して、第10世代iPadはA13からA14 Bionicへのアップグレードにより、CPU速度が20%向上し、ニューラルエンジンが80%高速化したとアピールしています。
一方、2022年モデルのiPad Airはより強力な8コアCPUと8コアGPUを搭載したM1チップを搭載しています。ビデオ編集など重い作業をiPadで行わないのであればA14 Bionicでも十分かもしれませんが、iPadOS 16の目玉機能である「ステージマネージャ」の動作にはM1が必要とされています。
◇ 【2】第10世代iPadとAirのディスプレイの違い
第10世代iPadは、iPad Airとほぼ同じ10.9インチディスプレイを搭載。解像度は2360×1640で、輝度は500nit、True Toneなどにも対応しています。
このiPadにはないiPad Airのディスプレイ機能は、P3ワイドカラー、反射防止コーティング、フルラミネートディスプレイが挙げられます。
◇ 【3】第10世代iPadとAirのカメラはほぼ同じ
第10世代iPadには、12MPワイドレンズを採用したAirと同じ背面カメラが搭載されています。前モデルのiPadでは、少し性能の劣る8MPのリアワイドカメラが搭載されていました。
また、第10世代iPadは、iPadで初めて横ベゼルにフロントカメラを搭載し、より横向きでのビデオ通話に適したデザインとなりました。
◇ 【4】第10世代iPadとAirのその他の違い
第10世代iPadは、前モデルやiPad Airと同じバッテリー駆動時間です。Wi-Fiでは、Webやビデオを10時間利用可能、セルラーモデルの携帯電波通信では9時間のウェブ利用が可能とされています。
ポートはAirと同じUSB-Cに統一されました。また、どちらも電源ボタンにTouch IDを内蔵しています。
なお、第10世代iPadは全く新しいMagic Keyboard Folioに対応しましたが、Apple Pencilは第1世代のものに限定されています。そのため、充電にはUSB-CとLightningの変換アダプタが必要です。
◇ 【5】第10世代iPadのバリエーション・価格の違い
iPadには、シルバー、ピンク、ブルー、イエローの4色と、前モデルよりも豊富なカラーが用意されています。対して、iPad Airはスペースグレイ、スターライト、ピンク、パープル、ブルーの5色があります。
第10世代iPadの価格はWi-Fiモデル(64GB)が68,800円(税込)から。対して、同じ構成のiPad Airは92,800円(税込)です。また、第9世代iPadも引き続き発売されており、価格は49,800円(税込)からです。