地球がドーナツ状になっても人類は生き残れる

[PR] 本ページでは一部にアフィリエイトリンクを利用しており、購入実績などに基づいて手数料を受領しています。


もし、地球の真ん中に穴が空いて「ドーナツ」のような形になったら、環境にはどのような変化が起こるのでしょうか?また、人類は生き残ることができるのでしょうか?これについて、科学系YouTubeチャンネル「What If」が解説しています。




*Category:テクノロジー Technology|*Source:What If(1),(2)

「丸い地球」と「ドーナツ型の地球」の違いとは?


地球がドーナツのような形になることは、理論的には不可能ではありません。惑星が自然にドーナツ型になることはありませんが、物理学の法則は、そのような世界が存在することを認めています。

地球がドーナツ状に変化しても全員が死ぬことはありません。ただ、地球の中心の穴が周りよりもずっと大きいと、非常に不安定な状態になります。惑星学的には、大きさも重要ですが、形も重要なのです。

ドーナツ状の地球が、太陽に対する位置も、軸の傾きも同じであれば、脱出速度も同じで、地球の大部分は秒速11.4kmになります。

しかし、赤道では、脱出速度はわずか秒速6.5kmにまで落ち込みます。もし、宇宙へロケットを飛ばすなら、そこが最適な場所といえるでしょう。

そして、重力は場所によって通常の3分の1になります。丸い地球の表面重力が1Gだとすると、極地に沿ったドーナツ型地球の表面重力は0.65Gになります。また、赤道付近では0.3Gまで下がります。この重力はまるで、火星の表面を歩いているようなものです。

ドーナツ状の地球は、重力が小さくなっても、常に地球を崩そうとします。そのため、ドーナツ型の地球は、丸い地球よりもずっと速く回転しなければなりません。そうすれば、遠心力が働いて、ドーナツの穴は無傷のまま保たれます。

しかし、自転が速いため、地球の1日は2時間50分しかありません。もし、従来の1日24時間制にこだわるなら、毎日少なくとも8回の日の出と日の入りを経験することになります。

その結果、昼夜を問わず働き、昼間の時間帯に眠らなければならなくなるでしょう。そして、月と太陽に同期して繁殖、移動、狩りを行う動物たちにとっては、もっと悪い影響が出るといわれています。

また、月にも影響を与えます。月は、地球の穴に引っ張られ真ん中で上下に揺れるでしょう。あるいは、ドーナツの外縁の重力の影響を受けて、地球の周りを8の字に回るかもしれません。

どちらの軌道も地球の潮流に影響を与え、大混乱を引き起こす可能性があります。海の水位が不安定になるため、沿岸の都市は成り立たなくなるかもしれません。


そして、ドーナツ型の地球の全体的な気候は、現在の丸い地球と似たようなものになるでしょう。ただ、極地はより寒く、赤道はより暖かくなります。

また、天候は極端になり強烈な嵐やハリケーンが発生し、地球上の一部の地域では人が住めなくなる可能性があります。

各国がどこに位置するかを予測することは難しいようです。しかし、地形に関しては、おそらくドーナツの穴の中に山が並ぶことになるでしょう。

その大きさは、今地球上にあるどの山よりもはるかに大きくなる可能性があります。

そして、ドーナツ型地球の人類は、海を渡らないかもしれません。つまり、異なる大陸で別々に進化していく可能性があるということです。

このように、地球がドーナツ型になると、大きく環境が変わってしまいます。しかし、過酷な環境の中でも一部の人類は絶滅することなく、生き残れるはずだと「What If」はまとめています。

AppBank限定クーポン配布中!

フードデリバリー『menu』で最大6,800円オフ!

menu
アプリ内マイページからクーポンコード「RNPA_LZVY67」を入力すると、初回利用は1,200円オフ。2回目以降は800円オフ×7回の計6,800円分が割引に!
1,500円以上の注文から利用できます。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次