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iPhoneのメインカメラが4200万画素になったり、Android端末では8K動画撮影ができるようになったりと、最近なにかと進化がスゴい〝スマホのカメラ〟。ポケットに入る端末でシネマカメラと同等の解像度で撮影ができてしまうのだから驚きです。そんな〝スマホのカメラ〟を最大限活用する際に用意しておきたいアクセサリーがジンバル(電動スタビライザー)です。
Amazonなどを見るとほんと〜にたくさんのモデルが販売されていますが、ひと味ちがう高性能な製品を選ぶならDJI製品は要チェック。シネマカメラや本格的なデジイチに対応するRONIN(ローニン)シリーズ、そしてドローンに搭載するジンバルで圧倒的な実績のある同社だけに、スマホ用モデルもハイレベルです。
今回はそんなDJIのスマホ用ジンバルの最新モデルDJI「Osmo Mobile 6」の実機を借りることができたので、実際に使用してみた結果をお届けします。
» DJI「Osmo Mobile 6」
DJI「Osmo Mobile 6」撮影動画作例
まずは、DJI「Osmo Mobile 6」と「iPhone 12 Pro Max」を新宿の街持ち出して撮影し、「Final Cut Pro」で編集した映像(作例)をご覧ください。
カメラ(iPhone)を上下逆さまにして振ってみたりと、かなり激しい動きをしていますが映像はしっかり安定して滑らか。後加工でデジタルのスタビライズ(ブレ補正)をかけていますが、撮って出しの状態でもほぼこれに近い安定感でした。
というわけで、いったん時を戻して……DJI「Osmo Mobile 6」を開封するところから、じっくりとチェックしていきましょう。
DJI「Osmo Mobile 6」開封の儀
白ベースのクリーンなデザインのパッケージ。
箱を開けると、フタに折りたたみ機構や自撮り棒として展開(伸ばす)方法を解説するイラストが描かれています。
箱を開けるとこんな感じ。
内容物は、写真左から順にジンバル本体、ミニ三脚、スマホ装着用のクリップ(マグネット着脱式)、収納袋、充電用ケーブルです。
DJI「Osmo Mobile 6」のおもなスペック
- 本体サイズ(展開時):長さ276×幅111.5×高さ99mm
- 本体サイズ(折りたたみ時):長さ189×幅84.5×高さ44mm
- 本体重量:公称約309g
- 対応スマートフォン:170gから290gまでの端末
- バッテリー駆動時間:最長約6時間24分
- 対応アプリ:DJI「Mimo」、「LightCut」
- 付属品:ミニ三脚、充電用ケーブル、説明書、など
- 購入:DJI 公式ストア
実機フォトレビュー
本体は、折り畳んだ状態だと手のひらサイズ。成人男性なら、パンツ(ズボン)のポケットに入れることもできる大きさです。
付属のミニ三脚を装着したところ。しっかり安定して自立させられるので、タイムラプスやトラッキング・モードを使用して〝置き〟で撮影する際に便利です。
スマホ・ホルダーはマグネット式。一番サイズが大きいiPhone(Pro Max)を装着して、かなり激しくジンバルを動かしながら撮影してもふいに脱落することはなく、安定して端末を保持してくれていました。
一部の軸(モーター)にはロック機能がついているので、移動の際にブラブラを動いてしまうことがありません。
充電にはUSB-Cケーブルを使用します。
操作ようのスティックとボタン類はこんな感じ。
通常時こうなっていますが……
ビヨ〜ンと首(ロッド)が伸びます。
インカメラを使用して複数人で自撮りをするときに活躍する機能ですが、それだけでなく人がきを避けて高い位置から撮影したり、手を伸ばして2mくらいの高さから〝フェイクドローン・ショット〟として撮影したり、さらには逆さにしてローアングルでペットなどを撮影したりと工夫次第で表現の幅が広がります。
アクセサリ
別売りのアクセサリには「FILL LIGHT PHONE CLAMP」があります。これはライト(照明)付きのスマホクリップ。
小型のLEDライトが付いているので、自撮りの際などに顔を明るく撮影できます。@
まとめと感想
近年のスマホは本体に内蔵されている手ぶれ補正機能も強力ですが、歩きながらの撮影やおしゃれなB-Rollを撮影したいなら、ジンバルを使うほうが断然有利。スマホ動画をレベルアップするために、備えておいて損はないアクセサリです。6世代目と順調に進化を続けてきたDJIのスマホ用ジンバルはもはや円熟のレベルと言っても過言ではない完成度となっており、安心しておすすめできる製品に仕上がっているので、気になる方は以下のリンク先からチェックしてみてください。
DJI Osmo Mobile 6
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