噂されてきた「Apple Watch Series 8」のタフネスなモデルは「Pro」と呼ばれる可能性があり、Appleは代わりに「Edition」モデルを廃止する可能性があると経済紙記者のマーク・ガーマン氏が主張しています。
*Category:
大画面&タフネスな「Apple Watch Pro」登場の噂
Appleは以前から、アスリートやアクティブなユーザーを対象に、より大きな画面と頑丈なケースを備えたApple Watchの新モデルに取り組んでいると噂されてきました。
テック系メディア「Appleinsider」によるとガーマン氏は、このモデルには「Apple Watch Pro」という名称が与えられるだろうと考えているようです。「Pro」という名称はiPhoneやiPad、AirPodsやMacシリーズなど多くの製品で採用されており、同モデルがハイエンドであることを示すものです。
ガーマン氏はこの「Apple Watch Pro」について、「エクストリームスポーツのアスリートや、激しいワークアウトのためにガーミンのスマートウォッチを購入するような人にアピールするよう設計されるだろう」と指摘しています。
なお、Appleの噂に詳しい「Cult Of Mac」は、このモデルの予測CGを公開しています。同メディアはゴツゴツとしたG-SHOCKのようなデザインを予測しているようですが、実際にどのような形状になるのかはまだ不明です。
Proモデルの導入と同時に、AppleはEditionモデルをラインナップから外すとガーマン氏は考えています。Editionモデルは、当初は金のケースを採用していましたが、後にステンレススチール、チタン、セラミックの筐体に移行し、常に最もプレミアムな選択肢として提示され続けてきました。
「Apple Watch Pro」は、より大きな画面とより大きなバッテリー、S8チップ、体温センサーを搭載しており、価格は900ドル(約12.3万円)近くからになる可能性があるとのこと。ガーマン氏は、より大きなディスプレイとより高級な素材の使用によって、この価格が正当化されると示唆しています。
Apple Watchシリーズはスマートウォッチとしては高価な部類ですが、時計というジャンルで見ると決して高くありません。対して、ガーミンなどのアスリート向けスマートウォッチは、10万円を優に超えるような価格設定になっていました。Appleの「Pro」モデルの投入の噂は、この市場をAppleが本格的に狙いはじめたことを示しているのかもしれません。
また、WWDCで披露されると思われていたものの、結局登場しなかったwatchOSの「低電力モード」についてもガーマン氏は推測しています。同氏によれば、このモードは後日発表される可能性がまだあるとのことです。