「iPhone 14」シリーズに搭載されるチップや新機能、価格と発売日は?
Appleは、iPhoneの発熱に関しても対処するようです。なぜならiPhoneは、他のスマートフォンよりも早く発熱すると、ユーザーから不満が出ているからです。
AppleはiPhoneの発熱を抑えるために、新しいベーパーチャンバーサーマルシステムを採用するかもしれません。このシステムは、水の蒸発によって、より効果的にデバイスを冷却することができます。
また、14と14 MAXに搭載されるチップは、おそらく「iPhone 13」で使用されている「A15チップ」になると噂されています。なぜなら、最新チップには、供給の制約がありコストが高くなってしまうからです。
Appleが新しいフラッグシップiPhoneに古いチップを再利用することは、今までにはありませんでした。なお、14 Proモデルにはアップグレードされた「A16チップ」が搭載されるはずです。
しかし、より魅力的なアップデートは、プロセッサではなく、iPhoneの新しいモデムだと言われています。
Appleは、より高速な接続速度を持つ10ギガビット5Gを初めて搭載したQualcommの「Snapdragon X65モデム」を採用すると噂されています。
また「Emergency Messages」のような衛星接続機能が可能になると言われています。この機能を使えば、モバイル通信やWiFiの信号がないときに、衛星ネットワークを使って、緊急サービスや連絡先にメールを送ることができるようになります。
これは、SMSやiMessageと並ぶ新しい通信手段となります。そして「Emergency Messages」は、グレーのメッセージバブルで表示される予定です。ただし、メッセージの長さには制限があるようです。
そして初めて、Appleは新しい無線周波数チップに独自の技術を使う可能性があります。このチップはより小さく、5Gの消費電力を少なくし、WiFi 6Eのサポートが追加されます。これは、拡張現実のシステムに必要な高速無線通信を提供するためです。
また、Appleは米国の通信事業者に対して、2022年までにeSIMのみのスマートフォンに対応できるようにしてほしいと依頼しているようです。もしかすると、新しい「iPhone 14」シリーズは、物理的なSIMスロットがない最初のモデルとなる可能性があります。
発売日の詳細は不明ですが、例年Appleが新型iPhoneを発表するのは9月です。テック系メディア「iDrop News」は、独自の情報と例年の傾向から、発表イベントは「2022年9月13日」になると予測しています。
しかし14 Maxモデルの製造は、中国でのコロナ渦の影響による遅延などで、予定より3週間遅れているとのこと。他のモデルよりも発売が遅くなるか、同時に発売しても品薄になる可能性があるようです。
「iDrop News」によれば、「iPhone 14 Pro」シリーズの価格は100ドルづつ値上げされるとのこと。「iPhone 14 Pro」の価格は1099ドル(約15万円)スタート、「iPhone 14 Pro Max」は1199ドルからのスタートとなります。
通常モデルのドル価格は変わらないようですが、急激に円安が進んだ影響により、日本価格はさらに高額になる可能性があります。実際、前回のWWDC22の後、Appleは複数のMacBookシリーズの日本価格を大きく値上げしています。
ただし今回の内容は、あくまで噂やリークに基づいているため、Appleが公式に「iPhone 14」シリーズを発表するまで実際のところは分かりません。ただしProモデルは特に円安&インフレの影響でより高額になる可能性が高いため、気になる方は今のうちから貯金しておいたほうが良さそうです。