10ヶ月間川底に沈んでいたiPhoneが持ち主の手に戻った奇跡的な経緯を、英メディア「BBC」が報じています。
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10ヶ月間水没していたiPhoneがまさかの生還
昨年8月、パートナーと2人でカヌーに乗っていたオウェイン・デイヴィスさんは、川にiPhoneを落としてしまいました。
私は2人乗りのカヌーに乗っていたのですが、パートナーが立ったのがいけなかったのでしょう、言うまでもなく私たちは川に落ちました。iPhoneは私のバックポケットに入っていたのですが、水の中に入ってすぐなくなっていることに気がつきました。
しかし、ここで話は終わりません。それから10ヶ月が過ぎた今年の6月初め、川でカヌーをしていたミゲル・パチェコさんがこの端末を偶然発見しました。
パチェコさんは最初、iPhoneが完全に水没していたため、壊れているだろうと思ったそうです。
まさか、と思った。水がいっぱい入っていた。
しかし彼は、持ち主にとって大切な写真が入っている可能性があると思い、それでも乾燥させました。
携帯電話を失くしたら、子供の写真がたくさんあるので、それを返してほしいと思うのはわかるんです。
パチェコさんは、エアコンプレッサーでiPhoneを乾燥させた後、乾燥させるために食器棚に入れました。そして翌朝、そのiPhoneを充電器にセットすると、背景には男女の写真と、デバイスが水に落ちた日である8月13日が表示されていたそうです。
彼がFacebookにその画像を投稿すると、4,000回以上シェアされました。そして持ち主のディヴィスさんも画像に気づき、連絡を取ってきたそうです。10ヶ月以上川の底に沈んでいたiPhoneが、動作する状態で帰ってきたのです。
「iPhone 11」以降のモデルは、1.5メートルの真水に30分間耐えられるIP68の防水性能を持っています。しかし今回のように、それをはるかに超える水没に耐えたという話も多くあります。
テック系メディア「Appleinsider」によると、2021年3月には、カナダの湖の底に6ヶ月間沈んでいた「iPhone 11」が、ほぼ無傷の状態で出てきたことがありました。また、同年8月には、1年間水中に沈んでいた別のiPhoneが持ち主と再会したとの報告もあったそうです。