今年発売される見込みの第10世代「iPad」について、大きな刷新をテック系メディア「9to5Mac」が報告しています。
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第10世代「iPad」は5G対応でUSB-C搭載とのリーク。デザインも変更の可能性
「9to5Mac」は情報筋から、同社がいわゆる無印の新型「iPad」にUSB-Cポートを搭載するという情報を共有しています。同メディアは今年始め、AppleがM1チップと5Gサポートを搭載する新世代「iPad Air」の開発に取り組んでいるとリークし、見事的中させました。
現在シリーズで最も安価なモデルである「iPad」は、第5世代以降ほとんどデザインが更新されていません。前回は「iPad mini」のデザインが刷新されてUSB-Cポート搭載に切り替わっており、Lightningポートを搭載するのはこのモデルのみとなっています。
AppleはこのiPadに関して、大きなアップグレードに取り組んでいるようです。「9to5Mac」によれば、第10世代の新しいiPad(コードネームJ272)は、USB-Cポートを搭載の他、「A14 Bionic」を搭載し、5G通信に対応するとのこと。
USB-Cポートを搭載すれば、転送速度が大きく登場し、より幅広い周辺機器に対応できるようになります。また同メディアは「AppleのStudio Displayのような、よりハイエンドな外部ディスプレイに簡単に接続できるようになる」とも指摘しています。
また、A14 Bionicチップを搭載により、5G通信への対応の他、現行のiPadに搭載されているA13 Bionicと比較して30%程度の性能向上が期待できるとのこと。
さらにディスプレイには、iPad Airと同じ解像度のものを搭載するとのこと。現行の第9世代iPadは10.2インチですが、10.5インチ、あるいは10.9インチと若干画面が大きくなることが予想されています。
「9to5Mac」は、第10世代iPadのデザイン変更に関しての詳細は不明としていますが、新しいディスプレイとコネクタについての情報から、デザイン変更の可能性は高いとも指摘。近年では「iPad Pro」に続き、「iPad Air」「iPad mini」とデザインの大幅なリニューアルが続いています。
iPadのポート刷新は第2世代からの10年ぶり、主要なデザイン変更は第5世代以来です。この大きなリニューアルを、第10世代という節目で行うことはAppleにとっても理にかなっているように感じられます。例年通りであれば、Appleは「iPhone 14」と共に新しいiPadを発表するはずです。