Appleが6月6日に開催したWWDC22の基調講演では、新たなM2チップを搭載した「MacBook Air」や「MacBook Pro」といった新製品が発表されました。
しかし、登場が期待されていたものの、基調講演では全く触れられなかった製品もいくつか存在しています。
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AppleのWWDC22基調講演に登場しなかったモノ
今回のWWDC22で特に期待されていたのは「MacBook Air」でしたが、他にも主に2つの製品の登場が期待されていました。さらに新型「MacBook Air」でも、期待されていたものの登場しなかったモデルがあります。
◇ 【1】新型「Mac Pro」
Appleは前回のイベントで、Appleシリコンを搭載した新型「Mac Pro」を準備していることを明らかにしていました。このモデルはWWDC22で発表されることが期待されていましたが、基調講演でのお披露目はありませんでした。
「Mac Pro」は現在、ハイエンドの「Mac mini」と並び、インテル製チップを搭載した数少ないMacの1つです。なおインテル製チップからAppleシリコンへの移行は「2年」とされており、予定どおりであれば今年中にこの2つのMacも刷新されるはずです。
噂では、新型「Mac Pro」はほとんどデザインに変更はなく、現在のIntel XeonチップからAppleシリコンに切り替わるとされています。Appleシリコンで現在最も強力なのは「Mac Studio」に搭載されているM1 Ultraですが、このモデルに搭載されるチップはこれをさらに超えてくるはずです。
◇ 【2】AR/VRヘッドセット
AppleがAR/VRヘッドセットを開発していることは数々の噂が裏付けていますが、いまだ正式発表されていません。
先日にはAppleの取締役会でこのデバイスのデモが行われたと噂されました。が、同時にヘッドセットの開発が長い間、Apple社内で優先順位が低いものとして扱われていたというレポートも登場しています。
また、ヘッドセットのOSと見られる「realityOS(rOS)」の商標を6月8日に出願しようとしていることが発見されており、登場は近いと見られていました。
しかし、AR/VRヘッドセットの登場はまだ遠いようです。経済紙記者のマーク・ガーマン氏によれば、このデバイスは2023年に発表されるとのこと。
◇ 【3】レッドやグリーンの新型「MacBook Air」
新型「MacBook Air」は期待通りWWDC22にて発表されましたが、噂されていたようなカラフルなラインナップではありませんでした。
これまでの噂では、24インチ「iMac」のようなラインナップになると見られていましたが、発表されたのは4色で、赤や黄色のモデルは登場していません。
ただし、これまでにはなかった「ミッドナイトブルー」の新型「MacBook Air」は登場しています。今後Appleがどのような戦略を展開するかは分かりませんが、次回こそは鮮やかなカラーの「MacBook Air」にも期待したいところです。