DJI Mini 3 Proを飛ばしてみた!
今回は福島県南部にあるドローン・フレンドリーなホテル「ルネサンス棚倉」さんにご協力いただき、広大な市有地をドローンの飛行用にお借りしました。
いざ「DJI Mini 3 Pro」のフライトへ!
機体がコンパクトなこともあり、飛行時の騒音も小さめ。撮影のモデルがドローンに不慣れな人でも威圧感を与えないのが良いところです。
「DJI Mini 3 Pro」はカメラを上向きにチルトできるようになったのが大きな特徴。これまでのDJiのドローンには無い、新しい機能です。
上下のチルト角は-135°~+80。
また、カメラを縦位置にして、センサーの画素をフルに使いつつ、スマホ縦長画面に最適な縦長の写真や動画の撮影ができます。
◇ DJI Mini 3 Proで撮影した動画(映像)
今回のテストで撮影した動画がこちら(音声なし)。
DJI Mini 3 Proで撮影
・製品詳細と購入
https://t.co/WzBTPVlrcd・撮影協力
@RuneTanagura pic.twitter.com/G9zrEFowhE— Mr.TATE (@masahiratate) May 29, 2022
最もブレの少ない映像となる「C(シネマティック)」設定にして撮影をすると、素晴らしく滑らかな映像が撮れます。撮影後の手ぶれ補正加工などは一切なしでこのレベルですから、すごいと言わざるを得ません。
建物を撮影した結果は以下の通り。映像のスクリーンショットをウェブサイトにアップロードしているためデータサイズに圧縮がかかるので「元データそのままの見ため」とはいきませんが、シャープネスの具合やダイナミックレンジの広さはおわかりいただけると思います。
ここに掲載しているサンプルはドローンの「素の性能」を確かめるためにオートで撮影し、すべて無加工、無補正で掲載しています。
筆者は動画撮影が専門なので、点検目的での空撮には詳しくありませんが……屋根をみたり壁面を点検する用途にも使えそうです。
モデルさんにご協力いただき「電動自転車で走る様子を追いかける」というシチュエーションで撮影してみました。
キビキビと反応するので操作にまったく不安はなく、同時に揺れやブレも起きず、安定した撮影ができました。
DJI Mini 3 Proで撮影した感想とまとめ
ドローンと新型のコントローラーが一式119,900円で購入でき、すぐに飛行や撮影が楽しめるというのが「DJI Mini 3 Pro」の強み。もちろん、飛行に際しては安全の知識や多少のスキルが必要なことは言うまでもありませんが、どちらも基本をおさえれば難しいものではありません。
しかも、「エントリーモデル」でありながら4K60/fps撮影や3方向の障害物回避などの高級モデル並みの性能を備えているのが素晴らしいところ。もちろん、本格的なカラーグレーディング(動画の色づくり)がしたいなら「DJI Mavic 3 Cine Premium コンボ」がベターですが、それを使いこなせるかどうかは別問題。
初級〜中級のユーザーにとっては「DJI Mini 3 Pro」が2022年夏時点のベストな選択肢です。
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