» iPhoneの「真のフル画面化」さまたげる最大の壁
F1ドライバーのセバスチャン・ベッテルが、盗まれた自分のバッグを取り戻そうと、iPhoneの「探す」アプリを駆使して泥棒を追いかけました。
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バッグを盗まれたF1ドライバー、iPhoneの「探す」アプリを駆使して追跡を開始
セバスチャン・ベッテルは「FIA F1」のチャンピオンに4回連続で輝いたことのある伝説のF1ドライバーです。スペインGPを終えた朝、家族とドライブしていたベッテルは、バルセロナのホテルで車から降りました。
そのとき、機を伺っていた泥棒がその隙に車内からバックパックを奪って逃走。スペインのメディア「iPadizate」によれば、彼はすぐに警察には連絡せず、自分で盗難に対処しようとしたそう。
そこで彼が取った手段は、iPhoneの「探す」アプリを開き、バッグの中に入れていたAirPodsを追跡することでした。なお、彼が追跡に使った乗り物は電動スクーターです。
その後、街中で泥棒を追うベッテルに警察が合流し、ベッテルに追跡を続けるのではなく、通報するように促しました。しかし、彼は諦めず、追跡を続けたそうです。
そして「探す」アプリはついに、ベッテルをバルセロネータ地区の通りにある小間物屋へと導きます。しかし彼が見つけたのは、店のウィンドウに飾られた花瓶の中に放り込まれたAirPodsだけでした。
同メディアによれば、AirPodsで追跡されていることに気づいた泥棒がバックパックを開け、追いかけられないように隠したのではないかとのこと。
なお、警察はまだこの窃盗犯を発見できていません。現在は、ホテルのセキュリティ映像から犯人を特定しようと試みているそうです。
F1ドライバーは高価な持ち物を持っていることもあり、盗難被害に合うことが多くあります。2021年7月にはイギリスのF1ドライバー、ランド・ノリスがスポーツイベントの後に5万ドルの腕時計を盗まれ、2022年4月にはドライバーのシャルル・ルクレールがイタリアで32万ドルの腕時計を盗まれる事件が起きています。
Appleの「AirTags」は紛失物の追跡を助けることでより知られていますが、「探す」アプリは他のデバイスも追跡することができます。2月には、追跡されたiPadが誘拐犯を追い詰めるのに使われ、4月には、ウクライナでAirPodsを盗難したロシア兵の位置が筒抜けになるという出来事がありました。