» DJI Mavic 3:デュアルカメラ、3/4センサー搭載で5.1K撮影ができる最新ドローンを実機でレビュー
「DJI Mini 3 Pro」は本体重量249g未満、サイズは折りたたみ時145mm(※01)という“おにぎり2個分”くらいの軽量かつコンパクトなボディに縦位置撮影や上方向チルトアップ撮影が可能なカメラ、前方・下方・後方の3方向をカバーする障害物回避センサーなどを備えた新型ドローンです。
※01: 重量はインテリジェント フライトバッテリー、プロペラ、microSDカードを含む。サイズはローターを外した状態。※いずれもメーカー公称値。
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DJI Mini 3 Proの特徴
この記事では、今日(2022/05/10)にメーカーから発表になった情報をもとに、DJI Mini 3 Proの特徴やスペック、価格などをチェックしてみることにしましょう。
◇ 規格外の長時間飛行能力が 「DJI Mini 3 Pro」の魅力
このモデルが強力なのは「インテリジェントデモ フライトバッテリー Plus」を使用した場合に最大47分の飛行が可能な点。
エントリーモデルの「DJI Mini 2」の飛行時間が18分、フラッグシップの「DJI Mavic 3」が46分であることを考えると、「DJI Mini 3 Pro」の47分という飛行時間はトンデモないスペックです。
◇ カメラが上を向く! 「DJI Mini 3 Pro」のチルトジンバルがすごい
これまでのドローンと一線を画す「DJI Mini 3 Pro」の特徴はカメラを上に向けられこと。上下のチルト角は「-135°~+80°」となっています。
ビルを下からアオリで撮影すると迫力が出ます。ちなみに、この建物はDJIの本社がある深圳の平安国際金融中心っぽいですね。
民生用の空撮ドローンでは、上方向チルトができるジンバルを標準で備えたドローンはParrot「ANAFI」ぐらいしかないはずなので、新鮮なショットが撮影できます。
つり橋とか、綱渡りのシーンとかを下から撮るのに良さそうですよね。
SNS投稿に便利な「DJI Mini 3 Pro」の縦位置撮影
カメラを90度回転させた縦位置での撮影に対応するのも「DJI Mini 3 Pro」の特徴。
撮影した写真や動画をトリミングで縦位置にすることも可能ですが、カメラを縦にすることでセンサー(撮像素子)の画素をフルに使用でき、後加工の手間もいらないというメリットがあります。
センサーの力をフルに活かせるので、夜間の撮影でも低ノイズかクリアな仕上がり。ビルの背景にある雲のグラデーションなどをみると、かなり豊かな諧調表現が実現されていることがわかります。