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上海のロックダウンにより生産に遅れが生じている「MacBook Pro」シリーズですが、現在でも依然として厳しい状況に立たされているようです。
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上海ロックダウンが「MacBook Pro」生産に未だ影響、最大2ヶ月の納期遅れ
中国の上海市は、新型コロナウイルスの流行対策としてロックダウンが3月末から実施されています。上海市にはAppleに関連する多数の工場があり、特に「MacBook Pro」の生産に大きな遅れの影響を及ぼしました。
現在ではロックダウンは緩和され、Appleのサプライヤーである「Quanta」も生産を再開しています。しかし、上海拠点における「MacBook Pro」モデルの製造能力は、依然として低い状況にあるとテック系メディア「DigiTimes」が報じています。
Quantaは14インチ及び16インチ「MacBook Pro」の唯一の組み立てメーカーで、主にODMの上海工場で製造しています。QuantaのCC Leung副会長は4月30日、同社の上海工場は生産能力の約30%を回復しており、この割合を徐々に50%まで引き上げることを視野に入れていると示唆していました。
これにより、多くの下流組立業者がすでに生産ラインを再開したとのことですが、まだ部品の供給不足に直面しているところが多いとのこと。
テック系メディア「MacRumors」によれば、これらのモデルはロックダウンや半導体不足による生産能力の制限のため、大きく納期が遅れているそうです。米国のAppleのオンラインストアでは、現在、14インチMacBook Proと16インチMacBook Proで、納品予定日が6月29日〜7月14日とされています。
日本のApple公式ストアの状況もほぼ同じで、両モデルとも現在納期は6月28日〜7月12日と、最大2ヶ月ほどの遅れとなっています。
「DigiTimes」によると、Appleは中国の物流が混乱しているため、すでに海上輸送から航空輸送に切り替え、出荷スケジュールを短縮しているとのこと。ただし航空輸送に移行できたのが限られた数だけのため、これが現在の欠品の原因になっているそうです。
なお、MacBook Air、24インチiMac、Mac miniは現在のところこの影響を受けていないとのこと。しかし、パワフルな「MacBook Pro」を手に入れたい方は、混乱が収まるまで気長に待つしかなさそうです。