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Appleが初めて販売した「HomePod」は人気が出ず、わずか3年ほどで販売終了してしまいました。
「HomePod」が売れなかった理由について、Appleに詳しいYouTubeチャンネル「Apple Explained」が解説しています。
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「HomePod」が売れなかった原因とは?
Appleは現在「Amazon Echo」「Google Nest」といった人気スマートスピーカーに対抗する「HomePod mini」を99ドル(約12,000円)で販売しています。
しかしAppleにとって、「HomePod mini」は初代スマートスピーカーではありません。Appleは、2021年まで「HomePod」を販売していました。
「HomePod」のコンセプトは「家庭での音楽の楽しみ方を再定義する」というものでした。しかし、この製品は人気を得ることが出来ずに2021年に販売終了になってしまいます。
「HomePod」が苦戦した1番の原因は価格設定です。他社の人気スマートスピーカーである「Amazon Echo」「Google Home」の初期モデルの価格は99ドル(約12,000円)でした。ところが「HomePod」は349ドル(約42,000円)で販売されたのです。
ただ、Appleは安価なスマートスピーカーとの競合を意識していたわけではなく、意識していたのは高音質な、199ドル(約24,000円)の「Sonos One」や、399ドル(約49,000円)の「Google Home Max」などの製品でした。
確かにユーザーからの評価では「HomePod」の音質は「正確な低音」「高品質なマイク」などの点で、競合するハイエンドスピーカーよりいい評価を得ていました。
しかし、「HomePod」は100ドル以下の安価なスマートスピーカーほど勢いよく売れませんでした。「HomePod」は確かに高品質でしたが、高価格のスマートスピーカを求めていなかったのです。「HomePod」は第1四半期でわずか60万台しか販売されず、Appleが期待していたような成果を出すことができませんでした。
結果として「HomePod」は廃止されてしまいましたが、Appleはスマートスピーカーの分野を諦めたわけではありません。