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地球上には、想像もつかない方法で身を守る生物がいます。
動物たちがどんな技を使い、身を守っているのかを、海外YouTubeチャンネル「The Infographics Show」が解説しています。
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とんでもない方法で身を守る生物「イベリアトゲイモリ」と「フルマカモメ」
自然界には、毒や牙などだけではなく、意外なものを武器にして戦う生物が存在しています。
◇ 【1】肋骨を剥き出しにして戦う「イベリアトゲイモリ」
「イベリアトゲイモリ」は、捕食者から身を守る為に、とんでもない方法をとります。危険を感じると、肋骨を皮膚から押し出し、トゲを作るのです。とても痛そうですが、外敵から身を守るには非常に効果的な手段のようです。
イベリアトゲイモリを食べようとした捕食者の口には、とがった肋骨が突き刺ささります。肋骨自体に毒などはありませんが、自身の皮膚にある腺から分泌された毒が骨に付いています。
研究者達によると、イベリアトゲイモリは、この防衛手段を使っても痛みを感じないとのこと。戦闘後を観察したところ、トゲもしばらくして元に戻ったそうです。おそらく、肋骨が正しい位置に戻ると、皮膚に刺さった傷が時間経過で治るのだろうとされています。
◇【2】鳥にとって致命的な油を吐きつける「フルマカモメ」
カモメに似た鳥に「フルマカモメ」という海鳥がいます。比較的体つきは小さく、捕食者に狙われやすいこの鳥ですが、フルマカモメは身を守るためのユニークな方法を編み出しています。
危険を察知すると、フルマカモメは攻撃者に胃の中身を吐くのです。吐き出された嘔吐物の中には胃から出る特別な油が混じっていて、目に入ると目が沁み、酷い悪臭がします。
さらに、捕食者が鳥であれば、油が相手の翼に付くことで翼がベットリし、相手の鳥が飛べなくなる事もあるそうです。
飛べなくなってしまうことは襲った鳥にとっては死活問題です。このように、捕食者などに致命傷を与える生物は数多くいますが、中には人間にも致命的な毒をもつ生物も存在します。