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Appleが発表したデスクトップPC「Mac Studio」を先んじて手にした海外メディアや著名テック系YouTuberが、性能や使用感、外観などに関するレビューを公開しています。
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M1 Ultraを搭載した「Mac Studio」の驚異的な性能
「Mac Studio」には「M1 Ultra」と「M1 Max」を搭載した2つの構成があります。中でも注目が集まっているのは、Apple史上最速のプロセッサである「M1 Ultra」を搭載したモデルです。
テック系メディア「The Verge」によれば、M1 Ultra搭載Mac Studioは、プロが行うようなほとんどの作業を滞りなく行えるものだったとのこと。また、Adobe After EffectsやBlenderで高負荷の作業をしても「そのパワーに対して衝撃的なほど静かだ」と強調しています。
同メディアはMac Studioを「特にAdobeのソフトウェアの能力をフルに発揮できる数少ないコンピューター」だと評価しています。特に音楽制作や動画制作では、その能力を遺憾なく発揮したようです。
ベッカ(The Vergeの動画編集者)は、Sony FX3からの4K、10ビット4:2:2映像をAdobe Premiere Proでプロキシなしで4倍速で再生することができました。電光石火の速さです。他のマシンでは、せいぜい半分の解像度でなければならなかったでしょう。
また、2倍速や4倍速で映像を再生しているときにスペースバーを押してから再生を停止するまでのラグもありません。これは、Mac Proでは大きな問題だと感じていたことでした。
「The Verge」はM1 Ultraのベンチマークテストも実施。「Cinebench R23」と「Geekbench 5」のマルチコアベンチマークでは、M1 Ultraは一貫してM1 Maxの2倍のスコアを出すことが判明しました。
グラフによれば、「M1 Ultra」は「Cinebench R23」で24,209点(マルチコア)と1,535点(シングルコア)、「Geekbench 5」で24,175点(マルチコア)、1,783(シングルコア)というスコアを獲得しています。
ただしグラフィック性能では、Appleの発表とは異なりNVIDIAの「RTX 3090」には到底及ばないようです。「Geekbench 5 Compute」で計測したスコアによれば、「M1 Ultra」のグラフィック性能は「RTX 3090」の半分程度となっています。
グラフによれば、「M1 Ultra」は「Geekbench 5 Compute」で83,121点を獲得。対して「RTX 3090」は2倍以上の215,304点というスコアを記録しています。
とはいえ、一貫して「Mac Studio」が2019年の「Mac Pro」を圧倒的に上回っていることは確かなようです。最後に同メディアは、「Mac Studioが思い通りに動かないということはなかった」という点を高く評価しています。