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Appleが地図サービス「Apple Maps」上で、ウクライナの地図の一部に変更を加えていることが明らかになっています。
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Apple Mapsで「クリミア半島」がウクライナの領土として表示されるように
Appleが地図サービス「Apple Maps」上で、クリミア半島をウクライナの一部として表示するようになったことを、テック系メディア「Mashable」が発見しています。
クリミア半島は国際社会の多数派によってウクライナ領と承認されていますが、2014年のクリミア危機以降は、ロシアによる実効支配が行われてきました。
Appleに詳しいメディア「Cult Of Mac」によれば、Apple Maps上では2014年以降、クリミア半島をどの国の一部としても表示していなかったとのこと。また、2019年にAppleがアプリをアップデートした際、ロシア国内のユーザーにクリミア半島をロシアの一部として表示し、ウクライナから抗議されたこともあるそうです。
しかし現在、Apple Mapsでは再びクリミア半島がウクライナの一部として表示されるようになっています。
ただし、「Mashable」によれば、ロシアからApple Mapsにアクセスした場合には変更は加えられていないとのこと。
Appleのティム・クックCEOは最近、自身のTwitterでウクライナ情勢に懸念を表明しています。
I am deeply concerned with the situation in Ukraine. We’re doing all we can for our teams there and will be supporting local humanitarian efforts. I am thinking of the people who are right now in harm’s way and joining all those calling for peace.
— Tim Cook (@tim_cook) February 25, 2022
私はウクライナの状況を深く憂慮しています。私たちは現地のチームのためにできる限りのことをしていますし、現地の人道的努力を支援していくつもりです。私は今、危険にさらされている人々のことを考え、平和を求めるすべての人々とともに行動しています。
現在、Appleはロシアによるウクライナ侵攻への対応として、ロシア国内でのApple製品販売の停止、ロシア国営メディアのアプリをAppleストア上から削除するなどの対応を行っています。
また、米国政府と欧州連合による制裁措置の結果として、ロシアでは同社の決済サービス「Apple Pay」が停止されました。Appleは関連政府の協力を得て状況の評価を続け、必要に応じてさらなる対策を講じると述べています。