» 114億円超、Apple CEOの「巨額報酬」は妥当なのか?
Appleといえば、iPhoneやMacシリーズで大成功を収め、現在も最高収益を更新し続ける世界最大級の企業です。しかしそんなAppleも一時期、倒産の危機に瀕したことがありました。
そのときに、Appleを救ったのが故スティーブ・ジョブズです。このストーリーについて、Appleに詳しいYouTubeチャンネル「Apple Explained」が解説しています。
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スティーブ・ジョブズが去ったAppleが、倒産の危機に陥った理由
Appleは1977年に発売された「Apple II」というコンピュータで成功を収め、1984年には「Macintosh」を発売しましたが、どちらの製品も老朽化していました。
当時はWindows OSを搭載したコンピューターが主流になっており、Macintoshよりもはるかに安い価格で販売されていました。これによってWindows OSが普及し、ソフトもWindows向けのものが増加します。
一方「Macintosh」は独自のOSを搭載していたものの、価格が高かったため、普及につながりませんでした。当時スティーブ・ジョブズはAppleから離れており、コンピューターの販売は低迷し、会社の収益も枯渇していました。
CEOのジョン・スカリーは、Newton MessagePadで業界に革命を起こそうしますが、これは失敗に終わります。焦ったAppleの幹部は「売り上げを伸ばすためには、機種を増やせばいいのだ」と考え、90年代末には20種類近いモデルの「Macintosh」が販売されていました。
結果的に、「Macintosh」のラインナップはあまり複雑なものとなってしまいます。当時はAppleの販売員でさえ、どのモデルがどのユーザーに適しているのか把握できないほどの状態だったそうです。
そんなときにAppleは、スティーブ・ジョブズが立ち上げた「NeXT」という会社を買収します。この買収でスティーブ・ジョブズがAppleに戻ることにより、状況は好転しはじめます。