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AMDのリサ・スーCEOは先日、2021年第4四半期の決算説明会の中で、AMDの次世代アーキテクチャ「Zen 4」CPUと「RDNA 3」GPUの両方を2022年中発売すると改めて宣言しました。
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AMDが「Zen 4」CPUと「RDNA 3」GPUを2022年中に発表へ、同社の弱点も改善
AMDの次世代「Zen 4」CPUと「RDNA 3」GPUは同社とPC業界に大きな影響を与えるものです。AMDは「CES 2022」でこれらの開発状況を説明し、今回の決算説明会で2022年注に発表されることを強調しました。
AMDのCPUといえばこれまで「性能が高いのに、数が少なくて価格が高い」という状況が続いており、消費者を悩ませてきました。しかし今回スーCEOは、同社の課題であったこの供給面への投資を宣言しています。
当社製品への需要は非常に高く、現行製品を強化し、次の波であるZen 4 CPUとRDNA 3 GPUを発売することで、今年も大幅な成長とシェアの拡大が期待できます。また、2022年以降の当社の成長を支えるために必要な生産能力を確保するため、多額の投資を行いました。
製品面の成長と顧客からの(需要の)見通しを考慮し、この4、5四半期はサプライチェーンに力を入れてきました。2022年の供給環境に関しては、ウェハの生産能力、基板の生産能力、後工程の生産能力に多大な投資を行ってきました。
2022年のガイダンスを達成するためのサプライチェーンの進捗状況については、非常に満足しています。私たちの目標は、率直に言って、世の中の需要を満たすのに十分な供給量を確保することです。
AMDは生産のほとんどを台湾TSMCへと委託しているため、昨今の半導体不足に大きな影響を受けています。特に人気の高かった同社のデスクトップ向け「Ryzen 5000」シリーズは、インテル製CPUに比べて性能こそ高いものの、それ相応以上に価格が跳ね上がってしまう事態に陥っていました。
多くのアナリストは、半導体不足が、AMDの新製品が登場する予定の2022年末までに解消されると予測しています。とはいえ、これらの製品が需要の多いTSMCの5nmプロセスを利用するとなれば、供給面の確保はそう容易ではないはずです。
「Zen 3」アーキテクチャーを採用したRyzen 7000シリーズと「RDNA 3」アーキテクチャーを採用したRadeon RX 7000シリーズは、性能が大幅工場することが期待されています。AMDが実際に十分な供給を確保できるかどうかはまだわかりませんが、2022年〜23年がインテルとの大きな勝負どころになることは間違いなさそうです。