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Apple Watchには、水を検知して自動的にオンになる「防水ロック」という機能があります。
ロックはデジタルクラウンを回すと、Apple Watchからは水が排出されます。この機能はなんのためにあり、どのような役割を果たしているのでしょうか?
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Apple Watchを水から守る「防水ロック」機能とは?
防水ロックと呼ばれるこの機能は、水泳やシャワーを浴びる際に使用することを想定して設計されている「Apple Watch」専用の機能です。
スマートウォッチのような電子機器を常に水に浸しておくことには、いくつかの問題があります。まず、水に濡れるとタッチパネルは正常に動作しません。水が指の電気伝導を散らしてしまうからです。
また、タッチパネルは、水滴と指の区別がつきにくく、誤作動を起こします。そこでApple Watchでは、誤作動を防ぐため、水分を検知すると自動的にディスプレイをロックされるようになっているのです。
◇ Apple Watchから水が排出される仕組み
水による問題はもう一つあります。それは、スピーカーです。スピーカーはApple Watchの唯一の開口部であるため、水が溜まりやすく、ダメージを受けやすいのです。
そこでAppleは、問題を未然に防ぐために「水を出す」機能を開発しました。この機能の仕組みは意外と単純です。Apple Watchのスピーカーから低い振動音を流し、その振動で残った水を強制的に排出するのです。
実際にApple Watchから水が排出される様子を、海外YouTuberの「The Slow Mo Guys」がスローモーションで撮影し、公開しています。
防水ロック機能は通常、自動的にオンになりますが、コントロールセンターで「水滴」ボタンをタップすることで手動でオンにすることも可能です。
防水ロックがオンになっているかどうかは、ディスプレイの上部にある小さな水滴のアイコンで確認できます。
◇ Apple Watchを浸してはいけないもの
これらの機能と優れた耐水性能により、Apple Watchを装着して水の中で泳いだり、シャワーを浴びるときに装着しても問題ありません。ただし、Apple Watchは耐水機能を備えていますが、防水ではありません。
そのため、強力な石鹸や溶液と一緒になった水に浸すことは避けた方がいいでしょう。例えば、食器用洗剤や洗車用の石鹸などです。これらの強力な化学物質は、時間の経過とともにApple Watchの接着を劣化させ、端末への浸水につながる可能性があります。