Appleのおかげで今「脚光を浴びている」新技術とは?

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Appleは世界最大規模のメーカーであり、最近では米国企業初の「時価総額3兆ドル超え」を達成しています。その影響力は大きく、世界の技術のトレンドを変えてしまうこともよくあります。

そんなAppleが今、次々と新製品に採用している技術が「ミニLEDディスプレイ」です。

*Category:テクノロジー Technology|*Source:9to5mac ,wikipedia ,Apple

Appleによって需要が急増する「ミニLEDディスプレイ」2022年にはノートPC向け需要が150%増


2020年に話題となり始めたミニLED技術は、テレビ向けとしては注目されていたものの、タブレットやノートPC向けとしては液晶と有機ELディスプレイの競争に影を潜めていました。

しかし2021年、Appleは新型「iPad Pro」と14インチおよび16インチの新型MacBook ProにミニLEDディスプレイを採用。これにより、ミニLEDパネルの出荷量は大きく伸びているとテック系メディア「9to5Mac」が報告しています。


同メディアが引用した「Display Supply Chain Consultants(DSCC)」の最新のレポートでは、タブレット用のミニLEDパネルの出荷量は2022年までに80%増、つまり970万台になると予測されています。ノートPC用のミニLEDパネルではその増加率はさらに高くなり、昨年比150%増の500万台が出荷されるとのことです。

DSCCは、このミニLEDディスプレイの需要急増の主な原因はAppleにあるとしています。

ただし、このレポートでは、少なくともノートPCのディスプレイについては、ミニLEDが有機ELを出荷数で追い抜くとは予測していません。しかし一方で、今年はより多くのタブレットがミニLEDディスプレイを採用すると予想しています。


噂によると、次世代iPad Proでは、11インチと12.9インチの両モデルにミニLEDディスプレイが採用されると言われています。11インチの現行モデルは液晶パネルを搭載していましたが、こちらもミニLEDディスプレイに替わる形です。また、2022年の新型MacBook AirにもミニLEDディスプレイが搭載されると噂されています。

現状では他のディスプレイ技術に比べ、ミニLEDディスプレイの価格が高いため、この技術がノートPCで普及する可能性は低いと「9to5Mac」は指摘しています。しかし、Appleの大量発注により量産体制が整えば、ミニLEDディスプレイは今後のノートPCのトレンドになる可能性もありそうです。


有機ELはスマートフォンやモバイル端末向けのディスプレイとしては広く普及していますが、輝度が課題で、大きければ大きいほど価格面も高額になりがちです。Appleに続き、大型ディスプレイを搭載するデバイスでは、今後はミニLEDが主流になっていくのかもしれません。

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