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インテルが、ノートPC向けの第12世代プロセッサ「Core i9-12900HK」を発表しました。
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インテル、「Core i9-12900HK」はワットあたり性能でM1 Maxを上回るとアピール
新しいCore i9-12900HKは、6つの高性能なPコアと、8つの省電力なEコアを持つ14コア構成となっています。参考までに、10コアのM1 Maxチップは8つの高性能コアと2つの省電力コアを持っています。
インテルはCore i9-12900HKの宣伝の一環として、非常に基本的な性能と消費電力のグラフを公開しました。
このグラフでは、インテルの新しいCore i9が、M1 Maxチップよりも高いワットあたりのパフォーマンスを達成したことが示されています。
ただし全体的に見ると、M1 MaxはCore i9よりもはるかに低いワット数からでも動作することができます。また、このCore i9の最大周波数は5.0GHzですが、消費電力は最大115ワットに達します。
これはM1 Maxチップが必要とする電力よりも大幅に多く、MacBook AirやMacBook Proなど薄型ノートPCには理想的ではありません。
インテルの第12世代プロセッサは確かに高速ですが、結局のところ、消費電力面でのリードはいまだAppleにあると見て間違いなさそうです。テック系メディア「MacRumors」は、AppleはM2チップを発表するのはあと数ヶ月後になるとも主張しており、この性能次第では、再びワットあたりパフォーマンスの王座は完全にAppleに取り返されるでしょう。
とはいえ、プロセスの微細化で大きな遅れを取るインテルが、第12世代ここまでの性能を引き出した点も高く評価できます。今後プロセス微細化でも追いついていければ、再びインテルはPC向けプロセッサの王座に輝くかもしれません。
インテルの第12世代プロセッサのラインナップには、Core i7とCore i5を含む28種類のチップが含まれています。これらのチップは最終生産段階に入っており、これらのチップを搭載した機器は今年中に発売される予定です。