Rembrandt(レンブラント)と呼ばれる、AMDのノートPC向け次世代プロセッサRyzen 6000 APU(統合プロセッサ)のグラフィック性能がリークされました。
*Category:
RDNA 2採用のRyzen 6000 APUのグラフィック性能がリーク
テック系メディア『wccftech』によると、このRyzen 6000 APUは、CPUにはZen 3を採用、新たにPCIe Gen4.0やDDR5メモリをサポートするとされています。しかし、最も注目すべきはグラフィック面。RDNA 2 GPUアーキテクチャが採用され、その性能は前モデルよりも格段に向上することが期待されています。
同サイトによれば、リーカーのHXL氏(@9550pro)による最新の投稿で、Ryzen 6000 APUがグラフィックスベンチマーク『3DMark Time Spy』で2700ポイントを記録したことが示されたそうです。
TS ~2700 pic.twitter.com/TdY10G2yee
— HXL (@9550pro) December 3, 2021
画像はオランダの画家、レンブラント・ファン・レイン
『wccftech』によれば、このスコアはNVIDIAのゲーミングデスクトップPC向けGPU『GTX 1050Ti』を超え、『GTX 1650』に匹敵します。事実であれば、統合プロセッサとしては革新的といえるグラフィック性能です。
参考までに、前モデルのRyzen 5000 APU(AMD Vega 8 iGPU)のポイントは1100~1200程度。比較すると、Ryzen 6000 APUのスコアは2倍以上ということになります。
テック系サイト『Tom’s Hardware』では、Apple M1も「GTX 1050Tiを超え、GTX 1650に匹敵するグラフィック性能」とされていたため、Ryzen 6000 APUもライバルとして十分張り合えるプロセッサとなることが期待できます。
『GTX 1650』といえば、軽量なゲームであればほとんどが快適に遊べ、重量級ゲームでもある程度は動かせるGPUです。今回のリークが正しければ、Ryzen 6000 APUは、ゲーム用重量級ノートPCではない中量級マシンでなめらかにゲームをプレイできる時代を切り拓くプロセッサになりそうです。