米国特許商標庁がAppleの「パーソナライズされたグラフィック出力」に関する特許出願を公開しました。この中では、今後のApple製品の目玉機能となりそうな興味深い技術が紹介されています。
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Appleの特許に示された「プライバシーアイウェア」
※画像はAntonioDeRosa氏によるARグラスのCG
Appleの特許を紹介するメディア『Patently Apple』によれば、これは視力補正されたグラフィック出力や標準的なグラフィック出力を電子機器に表示するためのシステム、プロセス、および方法に関する技術の説明が主になっています。
特許には様々な技術が載せれられていますが、中でも興味深いのが「プライバシーアイウェア」に関する説明です。この特許は「特殊なメガネを通してのみ、iPhoneの画面を見れるようにする」という技術です。この技術が実現されれば、iPhoneの画面を他人に覗き見されることがなくなります。
この特許のウラにある製品の正体は、Appleが開発していると噂されているARグラスかもしれません。プライバシーの重要性をアピールするAppleにとって、このような機能は新しいメガネ型デバイスの格好の売り文句となるはずです。
これはあくまで特許の段階であるため、Appleがこの技術を実際の製品に使用するとは限りません。しかし、同社のエコシステムにさらなる価値をもたらす技術を開発していることは興味深いことだ、とテック系メディア『9to5Mac』は指摘しています。
同メディアによれば、この特許で他にもAppleはFace IDの新たなプロファイルにも取り組んでいることが判明したようです。このプロファイルでは、ヘアスタイル、ひげ、口ひげ、メガネ、メガネなし、老眼鏡、サングラスなど、ユーザーの顔のユニークな詳細を区別できるとされています。