イーロン・マスクの故郷アフリカから次々と億万長者が誕生。その職業や住まいとは?

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世界的な大富豪がいる場所といえば、シリコンバレーやドバイを思い浮かべる人が多いと思いますが、意外と知られていないのがアフリカです。

アフリカは資産ランキング1位を誇るイーロン・マスクの出身地でもあります。そんなアフリカから誕生したビリオネア達が、世界の大富豪について伝える海外YouTubeチャンネル『TheRichest』で紹介されています。



 * Category:テクノロジー technology
 * Source:TheRichest

アフリカの大富豪と、そのとんでもない住まい


アフリカで最も裕福な男、アリコ・ダンゴート氏は、動画によると124億ドル(約1.4兆円)の純資産を持っています。彼の持つダンゴート・グループはアフリカ最大の企業の1つで、精糖や製粉、セメント、石油、ガス、運輸、銀行業などさまざまな分野に展開するコングロマリットです。


ダンゴート氏は多国籍のセメント製造会社を設立し、これが彼の最大の持ち株となっています。『TheRichest』によれば、同社の価値は約100億ドル(約1.1兆円)もあるとのこと。正に「セメント王」です。


2番目の富豪はエジプト人のKhaled Bichara氏。彼は、オラスコム・コンストラクションを設立した父親から、その巨大な富を受け継ぎました。現在はオラスコムのCEOであると同時に、アディダスのスーパーバイザーでもあります。『TheRichest』によれば、動画作成時点でオッペンハイマーは85億ドル(約9,600億円)を持っていたとのこと。


3番目にランクインしたミッキー・オッペンハイマー氏は、ダイヤモンドで財を成しました。彼はかつて、あのセシル・ローズが創業者としても知られる“デビアスグループ”の会長を務めていました。2012年には、家族が保有していたデビアスの株式40%を51億ドルで売却しました。『TheRichest』によれば、動画作成時点でオッペンハイマーは80億ドル(約9,000億円)を持っていたとのこと。


そんな彼らは、アフリカでも最も裕福な都市と言えるヨハネスブルグのケープタウンやラゴスなどの豪華で派手な高級住宅街に住んでいます。

なかでも飛び抜けた金額の豪邸に住むのがフォロルンショ・アラキジャ氏。彼女の7億ドル(約795億円)の豪邸は、ラゴスの最も裕福な地域にあります。


外装はシンプルに見えますが、左下に小さく写っている車を見る限り、そのサイズはかなりのもの。最新のセキュリティシステムと防弾ガラスを備えたハイテクな家となっているそうです。

もう1つ動画で紹介されたのが、ダウ&キャロライン・スタイン夫妻の住む1,670万ドル(約19億円)の邸宅「パラッツォ・ステイン」。多くの人が、これを「アフリカで最も豪華な邸宅」と呼んでいます。


この邸宅には上部に水が流れる円形の巨大な塀に囲まれており、外観は古代ローマのコロッセオのようにも見えます。


中には屋内プールやジムすらあり、「パープルラウンジ」と呼ばれる部屋には特別なグランドピアノが置かれ、天井は金箔で敷き詰められているそうです。




ちなみに前述のアリコ・ダンゴート氏は、世界中のどんなところにでも住めるような資産家ながら、自分の国にとどまることを好み、海外には別荘を1つも持っていないそうです。代わりに、彼が住むナイジェリアの豪邸はかなり豪華。


彼の持つドン・キホーテ邸は大理石の彫刻や貴重な絵画が飾られ、廊下は大理石で金の象嵌が施されており、豪華なクリスタルのシャンデリアがあります。


このように、アフリカは決して「貧しい地域ばかり」というわけではありません。ただし、貧富の差が大きいということも忘れてはいけない点。南アフリカの貧富の差はアパルトヘイト時代から変わっておらず、人口の上位20%の人々が国の資産の68%を保有しているそうです。

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