Space Xやテスラなどの会社を設立したイーロン・マスクは、6人の息子の父親でもあります。では、彼はどのような父親で、一体どんな教育をしているのでしょうか?
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やっぱり普通じゃなかった!イーロン・マスクの子育て
もちろん、イーロン・マスクは普通の父親ではありません。彼は毎週70時間以上の勤務をこなし、世界中の有力者と会議を開き、人類の存続の危機と絶滅について話し合ったりすることもあります。
まず、6人の息子のうち10代ではないのは1人だけです。長男のグリフィンとザビエルは2004年に体外受精で生まれた双子で、次男のカイ、サクソンとダミアンは2006年に同じく体外受精で生まれた三つ子です。最後に、2020年5月4日にマスクの現在のガールフレンドであるカナダ人歌手のグライムスとの間に生まれた新しい家族、“X Æ A-12”がいます。
イーロン・マスクは、普通の父親が週末に息子たちとするようなことをする時間がほとんどありません。しかし、だからといってマスクが悪い父親というわけではありません。マスクは仕事の合間を縫って、テスラ工場に連れて行ったり、毎年家族でキャンプに出かけ、充実した時間を過ごしたりしています。
マスクの息子たちはホームスクールで教育を受けていますが、普通のホームスクールではありません。なんと彼らは幼い頃から、マスク自身が設立したアド・アストラというスクールで教育を受けています。
このスクールでは、子供たちを学年で分類するのではなく、世界最高の教師を雇い、息子たちの興味や関心に基づいて教育しています。他にも、人の道具や発明品に頼らず、問題解決に力を注ぐことも教えています。こういった特殊な教育環境を用意するのは、イーロン・マスクが子供の頃にいじめを受けていたことがあるという側面も関係しているのかもしれません。
また彼は、息子たちはビデオゲームの数よりも多くの本を読まなければならないと判を押しています。ビデオゲームをするにしても、レベルの低いゲームをすることは許されません。例えば、息子がクッキーをタップするだけのゲームをしているのを見つけたマスクは、激怒してその場でそのゲームを消しました。
そして彼は、代わりに鳥の飛行経路を測定する別のゲームをダウンロードさせました。マスクはこれについて、少なくともそのゲームには、物理学的な要素が含まれていると冗談を言っていたそうです。
ここからも、彼自身がそうであるように、子供たちにも「退屈で無駄な時間」を過ごして欲しくないと考えていることが伺えます。彼は息子たちに、最高の自分になれる環境で成長してほしいと願っているようです。