海外の大物テック系YouTuber、マーケス・ブラウンリー氏が、発売前のGoogleスマホ『Pixel 6』と『Pixel 6 Pro』の開封動画を公開しています。
マーケス・ブラウンリー氏は「MKBHD」という愛称で知られており、以前にはGoogleのCEOと対談動画を挙げたりもしている超大物YouTuberです。
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Pixel 6シリーズが示す「Google純正スマホ」の価値とは?
これが、今年最も注目を集めた2つのデバイス、『Pixel 6』と『Pixel 6 Pro』。ちなみにGoogleとの制約により、カメラなどについて現時点で「決定的なことは言えない」そうです。
『Pixel 6』は74,800円、『Pixel 6 Pro』は116,600円から(アメリカでは599ドル/899ドル)。MKBHD氏はこの価格を見たとき「予想よりもずっといい」と感じたそうです。
しかし、次に考えたのは「この2つの携帯電話には300ドルの価格差があるのに、物理的には大きな違いはない」ということだったそう。これらのデバイスはどちらも同じようなスペックを持っており、同じTensorチップを搭載しています。メモリ(RAM)の大きさの違いなどはありますが、それほど大きな差ではありません。
大きな違いは画面。『Pixel 6』は6.4インチのフラットな90Hz駆動の1080p有機ELディスプレイを搭載しています。対して『Pixel 6 Pro』は6.7インチの最大120Hz駆動の1440P LTPOディスプレイを搭載しており、エッジがわずかにカーブしています。このLPTOディスプレイは、10Hz〜120Hzまでの可変リフレッシュレートに対応しているのも特徴で、恐らく消費電力面での優位性があります。
ディスプレイには自撮り用のパンチホールカメラと、画面内指紋認証センサーが搭載されています。
また、「ちょっとしたこと」として、デバイスの側面に着目しています。『Pixel 6』はマットブラックのアルミ製のですが、『Pixel 6 Pro』では、やや重く耐久性に優れた光沢のあるステンレススチールを採用しています。ちなみにMKBHD氏は「Pixel 6の外観と感触が全体的に好き」だそう。
『Pixel 6』のデザインについて「GoogleはPixel 6を、独特なデザインで際立たせることに成功した」と高く評価しています。スマホのデザインはどれも似たりよったりになりつつありますが、Googleは横長の“カメラ・バー”や異なる2つのカラートーンで構成される背面などで「Google独自のスマホ」としての価値を追い求めたのです。
デザインのクールさと言えば、まっさきに思い浮かぶのはAppleですが、今回はGoogleも負けてはいないようです。毎日持ち歩き、触れる端末だけに「かっこいい」かどうか、「かわいい」どうかというのは忘れてはいけない点。
その点、何百というスマホをレビューしてきたMKBHD氏が高く評価した『Pixel 6』シリーズはかなり有望と言えるでしょう。Appleも含め、似たテイストのデザインが氾濫しているスマホ/iPhone業界において独自のデザインを打ち出し、目利きを納得させた今回のPixel 6シリーズには期待が膨らみます。